米国から輸入された牛肉にBSE(牛海綿状脳症)の病原体が蓄積しやすい特定危険部位が含まれていた問題で、厚生労働省は24日、輸入検査を強化することを明らかにした。
同省は昨年12月から、2006年7月の輸入再開後に1000トン以上の輸入実績がある工場の牛肉について、申請輸入量の1~2%の割合で、特定危険部位の有無などをサンプル検査してきたが、今回の混入を受け、検査対象を1割程度に引き上げる。輸入業者の自主検査の徹底を促す狙いもある。23日付で全国の検疫所に通知した。
大手スーパーのダイエー(東京)や食品スーパーのマルエツ(同)は24日の開店時間までに、問題の肉を輸出した米ナショナルビーフ社カリフォルニア工場の牛肉を店頭から撤去した。
ダイエーで同工場の牛肉を置いていたのはグループ333店舗。売り場には「お客様のご心配に配慮し、調査結果が明確になるまで、該当加工場の商品の販売を一時中止させていただきます」との張り紙を掲示した。
マルエツでは76店舗でナ社の牛肉を扱っていた。
一方、自社工場から危険部位が見つかった牛丼チェーンの吉野家(東京)は、従来通り牛丼の販売を行っている。
牛肉に危険部位が見つかりました。2003年末(2004年2月)を髣髴させるような出来事です。牛の脊髄には有毒物質や病原菌が蓄積しています。
同省は昨年12月から、2006年7月の輸入再開後に1000トン以上の輸入実績がある工場の牛肉について、申請輸入量の1~2%の割合で、特定危険部位の有無などをサンプル検査してきたが、今回の混入を受け、検査対象を1割程度に引き上げる。輸入業者の自主検査の徹底を促す狙いもある。23日付で全国の検疫所に通知した。
大手スーパーのダイエー(東京)や食品スーパーのマルエツ(同)は24日の開店時間までに、問題の肉を輸出した米ナショナルビーフ社カリフォルニア工場の牛肉を店頭から撤去した。
ダイエーで同工場の牛肉を置いていたのはグループ333店舗。売り場には「お客様のご心配に配慮し、調査結果が明確になるまで、該当加工場の商品の販売を一時中止させていただきます」との張り紙を掲示した。
マルエツでは76店舗でナ社の牛肉を扱っていた。
一方、自社工場から危険部位が見つかった牛丼チェーンの吉野家(東京)は、従来通り牛丼の販売を行っている。
牛肉に危険部位が見つかりました。2003年末(2004年2月)を髣髴させるような出来事です。牛の脊髄には有毒物質や病原菌が蓄積しています。