自作ソフトに簡単なバージョン情報のダイアログを付ける方法を紹介します。 Windows に標準装備されてる電卓のメニューから[ヘルプ(H)][バージョン情報(A)]を選択します。 そうするとタイトルバーに[電卓 のバージョン情報]となったダイアログが表示されます。 (下図を参考) それでは具体的なソースを2つ紹介します。 // [バージョン情報]ダイアログの表示 static VOID funcAbout( HWND hWnd ) { LPCTSTR lpCopyright = TEXT("Copyright(C) 2010-08-15 by 著者名"); LPCTSTR lpCaption = TEXT("アプリケーションのバージョン情報#バージョン 1.0 (Application.exe)"); HICON hIcon = (HICON)GetClassLongPtr(hWnd,GCLP_HICON); ShellAbout( hWnd, lpCaption, lpCopyright, hIcon ); } もう一つは記号定数やマクロ関数を利用して1行で記述できる方法です。 こちらが普段利用してる方法です。 理由はヘッダ定義に記号定数を記述して1行で[バージョン情報]ダイアログを表示できるからです。 どちらも同じです。 // 記号定数 #define MSG_TITLE TEXT("アプリケーションのバージョン情報") #define MSG_VERSION TEXT("バージョン 1.0 (Application.exe)") #define MSG_CAPTION MSG_TITLE TEXT("#") MSG_VERSION #define MSG_COPYRIGHT TEXT("Copyright(C) 2010-08-15 by 著者名") // マクロ関数 #define apiGetClassIcon(h) ((HICON)GetClassLongPtr(h,GCLP_HICON)) // [バージョン情報]ダイアログの表示 ShellAbout( hWnd, MSG_CAPTION, MSG_COPYRIGHT, apiGetClassIcon(hWnd) ); // 解説 MSG_COPYRIGHT の文字列がダイアログの中心に表示されます。→Copyright(C) 2010-08-15 by 著者名 MSG_CAPTION の文字列は[#]文字を境に分かれます。 [#]文字以前の文字列がタイトルバーに表示されます。→アプリケーションのバージョン情報 [#]文字以後の文字列はダイアログの最初の行に表示されます。→バージョン 1.0 (Application.exe) このように2つの文字列を ShellAbout 関数に渡すだけで簡単に[バージョン情報]ダイアログを表示します。
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