フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

シャフトの硬さ・重さとヘッドスピードは無関係!

2005年09月07日 21時57分09秒 | ゴルフフィッティング
「フェアウェイウッドを探したい。」とご来店になったのは周南市の“K”様。ドライバーはヤマハの旧モデルSRで、46インチで全体重量が280g。アイアンもヤマハのインプレスD NS-950(R)で全体重量405g。

フィッティング診断してみるとヘッドスピード:42m/s  スイングテンポ:7   コック角度:80°  スイングプレーン角度:49°  ミート率:1.38 。 スイングドクターの提示した仕様はフレックス:S  キックポイント:先   シャフトの長さ:44.5インチ  全体重量:328g  ロフト角度:9.5° どう考えても今お使いのクラブは軽すぎ柔らか過ぎと思われる。

色々なクラブをお試し頂くと、ミズノ MP-001TS+ に4軸の470バットスティッフを装着した物が一番バラツキがなく、ご本人も「振り心地が良い!」と仰る。

でも、これではアイアン(リシャフトをしない場合)と比べて重すぎでしょうからと、10g軽い460バットスティッフをお奨めするが、やはり470バットスティッフの方が真ん中に当たり良い感じ。それならアイアンのシャフトに鉛を張って重くして見ますかと試しにやってみると、これまでダブったりトップされていたのがまるで嘘のようにナイスショットの連発。

更にアイアンはライ角を1°フラットに調整させて頂く事で、トゥー側に集まりがちだった打点がど真ん中に変化して、これなら行けそうと、ミズノ MP-001TS+ と同じくスプーンに4軸の470バットスティッフを装着した物をカスタムオーダーさせて頂く事に。 本来テニスをされていて腕っ節が強いのに「あまり飛ばないし、ヘッドスピードも遅いから、軽め柔らかめが良いと思いこんでいました。」とはご注文後の弁。

飛距離やヘッドスピードだけで硬さや重さを決めるのがいかに無意味かを証明するような“K”様のフィッティングだった。
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