昨日書いた「ネック内の重量調整は可か否か?」に関して何人もの方からお問い合せのメールを頂戴したので、舌足らずだった点も含めて補足させて頂く。 m(__)m
まず、フィッターは、ネックに重量調整物を入れる事を全く否定するつもりはない。だからと言って推奨する訳でもないが、結局は程度問題だと思っている。
たとえネックに入れなくても他の方法でごまかせるので、ヘッドやグリップの重量管理がいい加減でも良いじゃないかと言うよりは、重量管理は出来る限りやった上で、最終的にネックに少量の方がマシと言いたかったのである。
もしろ、ここでの問題は、多くの重量調整物が入ったり入らなかったりしているようなセットを平気で世に出せるメーカーの商品は他のスペックでもいい加減なケースが多いので、その点での注意は必要であろう。
フィッターは若い頃、某自動車ディーラーでクレーム担当をしていた事があった。其処にあった「社外秘」と書かれた分厚いマニュアルの第一章には、戦車の挿絵があり、「ここが弱い、もっと丈夫に!」等というユーザーの声を全部聞いて、補強していたら、大衆車が戦車のようになってしまい、とても一般の方にお買上頂けるような物にはならない・・と言うような趣旨の事が書いてあったと記憶している。
その時は思わず納得した物である。とは言え、最近の「トラックの車輪が外れた」等のニュースを見聞きすると、先の思想が行き過ぎた結果だろうと考えてしまう。過ぎたるは・・であり、何事も程度問題なのである。(゜_゜)(。_。)ウンウン
数を多く造る・売ると言う事は安く供給する為には有用である。したがって何事も数をこなせばコストは下がる。これ自体は悪い事ではない。しかし、数をこなそうとすれば安い価格で売れるようにしなければならない。したがって、コストを下げる事に没頭するあまり、その品質が下がってしまう事に目を瞑ってしまいやすい事も事実であろう。
要はこの所のバランスが非常に大切だと考える。ましてや、この業界には安く造って高く売る事に生き甲斐を感じているかのようなメーカーや工房が存在するようである。(;^_^A アセアセ・・・
メーカーも販売店も多種多様な考えがあって当然。その考えに矛盾があればいずれ淘汰される運命にある。所詮選ぶのはお客様である。 m(_ _)mハハァ
フィッターのような考えは現在では極少数派だが、ナショナルブランドのゴルフクラブを否定してオリジナルに走るのではなく、ナショナルブランドの良いところ、悪いところをお客様に代わって調査研究し、その良いところを見込んだ上で、それぞれの合うお客様にお薦めする水先案内人になれればと日夜考えている次第。
※画像は戦車。(^_^)/~~サヨナラ・…オヤスミナサイ…
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