新製品が万能ではない！

懐かしい顔が久しぶりに来店。１０数年前に当店で一緒に働いていた“Ｋ”様である。髪の毛は年上のフィッターを追い越して薄くなっておられるが、頑丈そうな体格と色黒の顔面は当時のまま。今は別の業種で会社を興して活躍中だが、懐かしい思い出話に花が咲く。

当時は研修でマルマンゴルフ工場に一年以上行って貰ったり、夜中まで連夜の残業だったり、私に叱られてばかりだったとか・・。途切れ途切れではあったが、数時間も話しこんだあげく、「ドライバーが欲しいので診て下さい」と仰るので早速にフィッティング。

ヘッドスピード４８m/s、スイングテンポ：７、スイングプレーン：４８°、グリップスピードテスターで計ったリストターン比率は８で、全体重量は重くフラットで手元調子の物が相応しいとタイトリスト プロチタニウム９０５ＲにＰＴ－７（Ｓ）をお試し頂くが、バックスピンが３０００rpm以上と多く、それではとタイトリスト プロチタニウム９０５Ｓ9.5°　スピーダー（S）では、コンスタントに２０００rpm台で安定しているのを確認して、即決でお買上。

世間では新製品の９０５Ｒに目が向いているが、バックスピンの多い方には９０５Ｓの方が重心深度が浅く、好ましいのである。新製品イコール飛ぶとは限らない見本の代表であろうか。しかし、ちゃんと両方を用意しているタイトリストの姿勢を褒めるべきだろう。(^^)//　ハクシュ


ＦＷも序でに揃えたいと、同じシャフトのプロトラジェクトリー９０４Ｆ１５°と１９°を。 「キャディーバックもタイトリストかな」と物色しておられたが、ご希望の大型の物が無かったので、先日フィッターが間違えて？仕入れたＰＩＮＧのツアーバックを薦めたら、「これはなかなか良いですけど、中身にＰＩＮＧが何もないので、何か欲しいですね。」とパターをフィッティングさせて頂いた上で、Ｇ５ｉ Ｃｒａｚ－Ｅ Ｂ ｃａｖｉｔｙ を入れさせて頂く。

帰り際に、カウンターに飾っていたマルマン　ＫＳウェッジを目にとめて 「マルマン工場時代に大変お世話になった杉山さんのクラブも一本入れておきたいですね。」とこれもお買上。

※画像は“Ｋ”様の思い出がこもったマルマン　ＫＳウェッジ