goo blog サービス終了のお知らせ 

フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

足下にもこだわりを!

2006年11月20日 21時42分21秒 | ゴルフ用品

わざわざ遠路シューズを買いにご来店下さった周南市の“O”様。先日「シューズの選び方でスイングが変わる話」をさせて頂いたら、「今まで気にしなかったのですが、急に気になりだして今日は本当に合う物を買いに来ました。」と仰って下さる。

「シューズなんて何でも一緒」と思っておられるお客様も多いが、実はゴルフシューズはスキー靴や登山靴なみに慎重に選んで頂きたい」とかねがね思っている。

と言うのは、最近のゴルフシューズは店頭での履きやすさに重点を置いた物が多すぎるのである。クラブと同様に、その場での履きやすさ=売りやすさであり、柔らかいスポンジだらけの軽量な物が横行してしまっているのである。

体重の軽いゴールドシニアや足腰の弱い方でカート専門の方にはこれはこれで良しとするが、体重の重い方やニーアクションをしっかり使いたいハードヒッターにはそれこそ足を引っ張る原因になってしまう。

ではどんなシューズを選べば良いか、まずは体重が重い人、ハードヒッターは出来れば重めの、底が硬い物をお薦めする。間違えても全体がグニャグニャな物は好ましくない。全力疾走する為の靴ではないのである。しかもコンクリートや硬いトラックの上で履くのではなく、殆どが芝の上での使用である。

それでなくても芝は柔らかく、足は余分な動きを余儀なくされる。それに加えて靴の中で足が踊っていれば、なおさら余分な動きを助長してしまい、余計に疲れやすくなる訳である。スイング時にも足の余分な動きを誘発してしまいやすくなる。ラウンド後半のショットに難点がある方はまずシューズを疑ってみるべし。

次に気を付けるべき事はサイズである。クラブ同様にメーカーや品番によってバラバラである事が多い。時としては同じメーカーの同じサイズの物でも履き心地が違う物が存在する事もある程。したがって、色んな物を履いてみて、足裏のしっかり感、全体をしっかりホールドしているかどうか、一部分がきつく当たる物は良くないが、全体に僅かなプレッシャーが掛かって、指先以外は中であまり遊びが無い物が好ましい。特に本革製の物は少しは伸びが出るので、あまり大きめは避けて頂いた方がよろしいかと。

最後は靴下である。たかがソックスと言うなかれ。最近は科学的に締め付け具合を調整して疲れを少なくするような優れ物が多い。その中でずば抜けた性能!なのは 
X-SOCKS であろう。フィッターも毎朝4キロの犬の散歩に履いているが、足蒸れが少なく、足取り軽く歩いて行けるようである。更には「品質2年間保証」と言うのも特筆に値する。

もう一方で人気なのは5本指ソックスである。踏ん張りが効くとか言うのだが、その効果はあまり定かではないが、水虫のフィッターは皮膚科の先生に薦められてから既に数年前から毎日仕事中に履いている。今では色んなメーカーから出揃って来て、その中では
ヨネックスのエルゴファイブが他に抜きん出ている。何が良いかって、指先が立体裁断されており、指先のモゴモゴ感が無い事、それに黒を履くフィッターに取っては色落ちしにくいのが嬉しい。黒いソックスは洗濯を何回かするとすぐに白けて汚らしく見えるのだが、このヨネックスのは長く履けている。

と言う訳で、周南市の“O”様には色々と履き比べて頂き、「こんなにシューズによって違う物なんですね。」とご納得頂いた上で、一番しっくりした
フットジョイのGF-Ⅱのこれまでよりワンサイズ小さめの物をお買い求め頂いた。そうそう、勿論X-SOCKSも一緒に。

※画像は
X-SOCKS


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 良く売れるクラブは良い商品? | トップ | 嬉しいメール »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿