昨日「ゴルフ用品界です。定点観測の調査が未だのようですので、お急ぎよろしくお願いします。」と声の綺麗なお嬢さん(顔は見た事がないので・・)からお電話を頂く。「すいません、忘れておりました今日中にFaxします。」と慌ててお詫びを言ったフィッター。(^o^;アセアセ・・
「ゴルフ用品界」とはこの業界の代表的な専門誌で、記事中に「定点観測」と称して全国60店のゴルフクラブやボールの売上トップ5を掲載したり集計したりしている。当店もその末席を汚させて頂いている訳。
その集計を出していて、ふと考え込んでしまった。「もう何年もこの集計に参加させて頂いているけど、こんな物があるから良いクラブが出来ないのではないか?」、と言うのは、フィッターは沢山売れるクラブ=良いクラブではないと考えているが、世間では、いやメーカーからすれば沢山売れるクラブこそ良いクラブであって、そのクラブの様な物を造ろうと考える筈なのである。ヽ(^。^)ノアレアレー?
したがって、そのクラブの仕様を研究して、それに似た物を造りたがる傾向がある。一つ新しいヒット商品が出ると同じような物が次々と出て来るのが何よりの証拠である。(^^)/“キッパリ !
似たような事は小売店でも当然ある。世間の売れ筋を把握して、売れていれば在庫し、売れていない物は在庫したがらない。当店の様な小さな店でも今回の集計で活躍するのは「POSレジ」である。商品に貼り付けてあるバーコードにより、どの商品が何個売れたかわかる優れものである。しかしこれが曲者なのだ。(・・ )( ・・)キョロ
なぜならば、下手をするとコンビニのように「売れたからもっと仕入れよう。売れなかったからもう止めよう。」と単純な在庫管理となってしまうのである。大きな店になるとこれはこれで良いのだろうが、我々小さな専門店はそれではいけないと言うのがフィッターの持論。
売れてるから売るではなくて、お客様の本当に役に立つ物を推奨する。たとえそれが流行から外れていて思うように売れなくても、其処は額に汗しなくてはいけないと考えている。
「POSレジ」には他の特技もある。例えば単商品別の粗利なども一目でわかるのである。これにも同様な問題がある。フィッターの友人で大型ディスカウンター(他の業種だが)を経営している方が「儲からない物は一切売らない」と平然と言い放った。この言葉を聞いた途端に閃いた。「専門店はお客様に必要な物なら、たとえ儲からない商品でも売らねばならない!」それ以来「POSレジ」のこの手の数字はあまり重視しないようにしている。
「それなら何故使っているのか?」と訊かれそうだが、お客様が何時、どの商品をお買上下さったかをすぐに忘れてしまう無能フィッターの杖である。覗けばすぐに解答を出してくれる。お客様に一々スペックをお尋ねしなくても(その割にお尋ねしているかも・・)以前にお買上頂いたスペックがわかるからである。(^_^;;
話が横にそれてしまったが、要はよく売れるクラブは良い商品と言うのはメーカーや販売店にとってであり、使用するお客様にとって良い商品とは言いきれないと言う事。「今人気の商品は?」とはお客様からお尋ね頂く定番のお言葉だが、もっと他に考えて頂く事がありそうだと考えるフィッター。
※画像は「ゴルフ用品界」の「定点観測」の記事。
「ゴルフ用品界」とはこの業界の代表的な専門誌で、記事中に「定点観測」と称して全国60店のゴルフクラブやボールの売上トップ5を掲載したり集計したりしている。当店もその末席を汚させて頂いている訳。
その集計を出していて、ふと考え込んでしまった。「もう何年もこの集計に参加させて頂いているけど、こんな物があるから良いクラブが出来ないのではないか?」、と言うのは、フィッターは沢山売れるクラブ=良いクラブではないと考えているが、世間では、いやメーカーからすれば沢山売れるクラブこそ良いクラブであって、そのクラブの様な物を造ろうと考える筈なのである。ヽ(^。^)ノアレアレー?
したがって、そのクラブの仕様を研究して、それに似た物を造りたがる傾向がある。一つ新しいヒット商品が出ると同じような物が次々と出て来るのが何よりの証拠である。(^^)/“キッパリ !
似たような事は小売店でも当然ある。世間の売れ筋を把握して、売れていれば在庫し、売れていない物は在庫したがらない。当店の様な小さな店でも今回の集計で活躍するのは「POSレジ」である。商品に貼り付けてあるバーコードにより、どの商品が何個売れたかわかる優れものである。しかしこれが曲者なのだ。(・・ )( ・・)キョロ
なぜならば、下手をするとコンビニのように「売れたからもっと仕入れよう。売れなかったからもう止めよう。」と単純な在庫管理となってしまうのである。大きな店になるとこれはこれで良いのだろうが、我々小さな専門店はそれではいけないと言うのがフィッターの持論。
売れてるから売るではなくて、お客様の本当に役に立つ物を推奨する。たとえそれが流行から外れていて思うように売れなくても、其処は額に汗しなくてはいけないと考えている。
「POSレジ」には他の特技もある。例えば単商品別の粗利なども一目でわかるのである。これにも同様な問題がある。フィッターの友人で大型ディスカウンター(他の業種だが)を経営している方が「儲からない物は一切売らない」と平然と言い放った。この言葉を聞いた途端に閃いた。「専門店はお客様に必要な物なら、たとえ儲からない商品でも売らねばならない!」それ以来「POSレジ」のこの手の数字はあまり重視しないようにしている。
「それなら何故使っているのか?」と訊かれそうだが、お客様が何時、どの商品をお買上下さったかをすぐに忘れてしまう無能フィッターの杖である。覗けばすぐに解答を出してくれる。お客様に一々スペックをお尋ねしなくても(その割にお尋ねしているかも・・)以前にお買上頂いたスペックがわかるからである。(^_^;;
話が横にそれてしまったが、要はよく売れるクラブは良い商品と言うのはメーカーや販売店にとってであり、使用するお客様にとって良い商品とは言いきれないと言う事。「今人気の商品は?」とはお客様からお尋ね頂く定番のお言葉だが、もっと他に考えて頂く事がありそうだと考えるフィッター。
※画像は「ゴルフ用品界」の「定点観測」の記事。
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