ダッグフックの原因は？

「職場の上司がダッグフックに悩んでいるんです。ＦＷやアイアンなら大丈夫なんですが、１Ｗだと全く球が上がらずダメなんです。とにかく診て下さい。今から行きます。」とお電話は市内の常連“Ｓ”様。


間もなく１Ｗを手にご来店されたのは“Ｈ”様。今お使いの１ＷはＸ－ＤＲＩＶＥ ４３５ １０.５°　ＤｉａｍａｎａＭ７３（Ｓ）。取り敢えず計測させて頂くと・・。ドレドレ＿(◎◎ヘ)

 長さ   重量 バランス 振動数  ライ角 　フェース角  リアルロフト
44.75   328 　 D2 　　 269　　 60.00 　 -0.5　 　　9.8

硬くて重くてアップライト、例によって表示よりロフトが少ないＸ－ＤＲＩＶＥ（ロフトは標示を当てにせずリアルで選ぶべし！ でご紹介）である。_(++)/ダメダ.....


打ってみて頂くと、ヘッドスピード：４３m/s、スイングテンポ：５、スイングプレーン：５０°で、ハンドファーストにロフトを殺してインパクトを迎えられる傾向こそあれ、取り立てて問題のない素晴らしいスイング。フィッターの見立ては「今のクラブが硬すぎ重すぎで力んでおられるのが原因だろう。」と言う物。 (^_^) Hi~!

検証の為に、ＪＰＸ　Ａ２５  １０°にクワッド５シリーズ（Ｒ）を装着したテストクラブを打って頂くとバットスタンダードが最も好成績で２５０ｙのストレート。ＭＰ－６００  ９.５°のクワッド６バットスティッフ（Ｓ）では球が上がらずキャリーは１７０ｙ程ランを入れて２００ｙ程。当然ご自分のクラブでもそんな感じ。 (+。+)アチャー。


「ロフトが１１°以上あって、３００ｇ台の重量でＳＲ相当のクラブを。」とお薦めしたのはアキラ　ＴＭ０５（Ｒ）。ロフト表示は１０.５°となっているがリアルロフトは１２°以上あり、（Ｒ）表示ながら固有振動数は２４０cpmと結構硬め。 (゜_゜)(。_。)ウンウン


これをお試し頂くと、いきなり２６０ｙ越えのナイスショット。何発打っても弾道は綺麗に上がり、少しプッシュアウト気味の球筋こそあれ、左は一発もない。「これを貰います。」と仰っていただくのに数分もかからなかった。＼(^o^)／ ワーイ!!＼(^o^)／ ワーイ!!


「明日は江畑池コース。ぶっつけ本番で使ってみます。」と仰り、ず～っと見守って頂いた“Ｓ”様ともども大雨の中をお見送り。
結果のご報告が楽しみなフィッター。( ^o^)/~~


※ 画像はアキラ　ＴＭ０５とＸ－ＤＲＩＶＥ ４３５ １０.５°を縦に並べて見た物。
　　見た目のロフトの違いをご覧頂きたかったのですが、わかりますでしょうか？