がんばれジュニアゴルファー！

昨日頂いた注文の処理を朝一番に済ませているなか、光市のジュニアゴルファー“Ｔ”君（小学５年）のクラブには少々頭を抱えてしまった。

１Ｗはフラットなヘッドでリアルロフトは１１.５°、シャフトは軽い（Ａ）、アイアンもフラットにする必要があり、軟鉄ヘッドで（Ａ）シャフトでレディース基準長さでバランスが取れる物と言う条件である。

アイアンはメンズのＪＰＸ Ｅ５００ フォージド アイアンのヘッドにシャフトはレディースのＪＰＸ ＨＴカーボン（Ａ）で少々重めにはなるが大丈夫。

問題は１Ｗでレディースのヘッドではスピン量が多すぎて“Ｔ”君にはお薦め出来ないと判断しているが、メンズに適当な（Ａ）シャフト（しかもバット径が細くなければならない）を装着して貰えるような物が見あたらない。

結局、アキラＴＭ０５　１Ｗ　ヘッド（これならヘッドのバランスを調整出来るので安心なので）にミズノ クワッドＪＰＸ（Ａ）を装着する事にした。

ジュニア用のセットも各社から出揃って来ているが、どれもこれもバランスの軽い物が多く、ある程度打てるようになると物足らなくなってしまうようである。かといって女性用では柔らかすぎやヘッドバランス不足になるようで、いつもの事ながら神経を使ってしまう。

その分、ドンドンと進化して行くジュニアゴルファーの成長を目の当たりに見せて貰える事はフィッターにとっては嬉しい限りである。(^_^) Hi~!

そんな事を考えている所へ、下関市のジュニアゴルファー“Ｗ”君（中学２年）（ 年の最後は常連様で暮れる。でご紹介）のお父様から電話。「一緒に回っているのですが、息子の１Ｗがことごとく右に出てしまって・・、今から行きます。」との事。

「最近、コンペ賞品で貰った４Ｗを気に入って、ブンブン振り回していたら、急に１Ｗの調子が悪くなってしまったようです。」と仰る。この４Ｗ少し硬いようだ。

いつも言う事だが、このあたりのバランスは気を付けないといけない。ジュニアの場合は順応性が良いので、硬ければ硬さに合わせて幾らでも振り回してしまう。体格の良い“Ｗ”君には相当しないだろうが、終いには体を壊してしまったお子さんさえ見ている。

早速に打ってみて頂くと、ヘッドスピードは４８m/sで飛距離は２８０ｙ。昨年の５月に１Ｗは　ミズノ　ＭＰ－００３ 　９.５°　Ｑ６Ｂｓｔｆ（ＳＲ）とミズノ　ＭＰ－２７にＮＳ１０５０（Ｓ）を装着した物に買い換えて頂いたのだが、１Ｗのシャフトは少々柔らか過ぎたようで、すぐにＱ６Ｂｓｔｆ（Ｓ）に差し替えた経緯があった。

既にあれから１０ヶ月。Ｑ６Ｂｓｔｆ（Ｓ）では柔らかくなったようである。Ｑ７Ｂｓｔｆ（Ｓ）を打って頂くと一発で気に入って頂いた。Ｑ６とＱ７では同じ（Ｓ）でも実際の硬さはハーフフレックス程度Ｑ７の方が硬いのである。

当然他のシャフトも試して頂いたが、慣れたミズノ製シャフトが一番感じが良いらしい。さすがにＱ７Ｂｓｔｆ（Ｘ）ではヘッドスピードも落ちてしまい、逆に曲がりも出るようで、「まだまだゆとりがありそうだ。」と変に安堵してリシャフトでお預かりしたフィッター。（^o^;アセアセ・・

※画像は“Ｗ”君のサイエンスアイでの一コマ。ヘッドスピードが間違って表示されているのを今気付きました。(+。+)アチャー。