フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

ライ角調整がシャフト交換に!

2006年06月26日 21時05分07秒 | ゴルフフィッティング
「アイアンのライ角調整をして下さい。」とご来店になったのは高校生ゴルファーの“Y”君。(ニュードライバー W-505がスライスする!の前後にご紹介済み。)昨年はジャパンアマにも出場したのに、今年は中国アマに出場するも1打届かずにジャパンアマ出場を逃してしまったと聞いていた。

早速にライ角フィッティングをさせて頂く。アレアレ~ッ!、ソールのトゥー側(先側)が擦れている。半年前にチェックした時と比べて、スイングプレーンに変化は見られないのにである。

さすがに打点こそバラツキは少ないが、彼らしくなく球筋は散らばり、右に出るんです。」と言う彼の言い分とは裏腹にフック気味の球筋が多い。これはシャフトの硬さ不足と見込んだフィッター。

「これを打って見て」とX-100が装着されたMP-32を試して貰うとストレートボールの連発! 「打ちやすいですね。」と彼も一発で気に入ったらしい。

“Y”君が今使っているアイアンは
スリクソン I-404 DG S-200である。ジュニアに硬過ぎるシャフトを使わせすぎて発達途上の柔らかい筋肉を必要以上に硬く使うのを嫌う意味で、フィッターはこれまで柔らかめ、柔らかめのシャフトをお薦めして来た。当然彼にもそうであった。

半年前にチェックした時には全く問題は無かったのだが、成長期の体は日に日に変わっていき、僅か半年であるが、此処まで変化が顕れると硬さ不足を認めざる得ない。「中国アマに行く前にチェックさせて貰えば良かったね。」と詫びつつ、X-100へのリシャフトを承る。

ウッドのシャフトも今は
フジクラ ランバックス 7V05(S)を使っているのだが、もっとチップ側が硬いシャフトに換えた方が方向性が安定するかも知れないが、アイアン程柔らかくはないので今日の所は取り敢えずアイアンのリシャフトだけに。

※画像はインパクト直後の“Y”君、ヘッドよりの部分でシャフトが撓ってトゥーダウンしている。

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