パター選びに重要な３タイプ！

「何か良いパターはないかいなあ？」とご来店されたのは市内の“Ｋ”様。今お使いのパターは「少し右に外す事が多い」との事。

拝見すると“Ｋ”様は吊るようにアドレスされてアップライト。ストロークはフェースを回転させず、フォローでフェースがピタリとターゲットラインを向いているパラレルタイプ。

「パラレルタイプ」とはフェースを平行にストローク出来る方向きで、フィッターが勝手に名付けたタイプ。このタイプには平行バランスパター（重心アングル９０°）が良い。

逆に「ターンタイプ」はヘッドが回転しフォローでフェースがターゲットラインより左を向くタイプでＬ型のように重心アングルが０°に近い物が良い。

オールマイティーなのは重心アングル４５°前後のピンタイプに代表される形で、こちらは「ミドルタイプ」と呼んでいる。

“Ｋ”様が今お使いのパターをレーザー診断機でチェックするとアドレスで既に５°右に向いている。ライ角は７０°でヒール側が５mm浮いている。本来ならアライメント調整させて頂きたい所だが、このパターはステンレスヘッドでネックも曲がらず、シャフトもカーボンで調整のしようが無い。

流行のオデッセイ ホワイトスチール ２ボール を手にして「どうかいなあ？」と試しておられるので、すかさず入荷したてのフセゴルフ ＩＳＴ－ＯＮＥ（イストワン）をお試し頂くと、「こっちの方が打感も良いし、３本ラインのせいかテークバックもしやすいねえ！」とご注目。

すかさずライ角を７４°、ロフト３°に調整して再度試して頂くと、何度打っても右には全く行かなくなった。 今一度レーザー診断して、フェースの向きもセンターを指す事を確認。「これならバッチリだ。」と即決でお持ち帰り頂いた。

明日は重要なコンペだとの事、結果のご報告をお願いしてお見送り。

※画像は当店のパター陳列。それぞれのパターシャフトに「緑：パラレルタイプ」「赤：ターンタイプ」「黄：ミドルタイプ」のテープを貼ってタイプ別にお奨めするようにしている。