フィッティングの難しさ。半年後を読め！と自分に言い聞かせる。

水不足だと大騒ぎしていたら、今度は開いた蛇口が壊れたように連日大雨である。適度な蛇口の設定が出来ないのが自然という物か、何年か前、異常気象と騒いでいるときに気象の専門家が「これが自然という物だ。」と言うのを聞いて思わず変に納得したのを思い出す。

先日、ロフトが不足しているからロフトを付ければとアドバイスして先調子シャフト（ツアーＡＤ　Ｗ７０）にミズノ　ＭＰ－００１　ＴＳ＋　１０.５°（当店での計測実ロフト１２°）　ヘッドでカスタムオーダーさせて頂いた市内の“Ｍ”様ご来店。

「球が上がりすぎて、方向性は良くなったけど、それにしても・・」との事。早速にインパクトロフトを測定。前回ご来店時は確かにハンドファーストでロフトが不足気味だった。打痕も上部に集中していたのだが、今回は反対にフェース下部に集中している。

今までお使いのＸシャフトより柔らかくしたＳシャフトが効を奏して「振り心地は良くなった。」との事でまずは安堵。タイミングが合ってきて普通にアッパーブローに打てて来たのだろうと判断。フィッターの先を読む目が無かった事をお詫びしてヘッドを交換させて頂く事に。

しかし、お預かりして又以前のＸをお使いになってスイングが元に戻ってしまっても困ると考え、取り敢えず試打クラブＭＰ－００１ ４００　１０°（当店での計測実ロフト１０.５°）のヘッドに交換してお試し頂くと丁度良い弾道に、ご本人もご納得頂いた。出来ればもう少しロフトの立った物が好ましいので新たに造って交換させて頂く事をお約束した。

今更ながら、フィッティングの難しさはまさにこれだと痛感。只、その日のコンディションに合わせては駄目で、これからどうなるかをしっかり予測して半年後に焦点を当てて考えないとこんな事になると猛反省。これが自然です！では済まないのがマスターズゴルフのフィッティングなのだと自分に言い聞かせる。

※画像は２枚のスイングドクターカルテ。左は最初で右は今回。半月でここまで変わる事は珍しいのだが・・。(;^_^A アセアセ・・・