フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

隣の芝生は青く見える?

2007年03月12日 21時18分13秒 | ゴルフ業界
先に書いたように新しいシャフトを装着した試打クラブを作製しようとしている。 既にご承知のようにシャフトメーカーが一斉に新しいシャフトを投入している。其処でまた頭を抱えている。

何故って、人気3社が出している新製品のそれぞれの特性が、これまでの商品の特性と変わって来ているからである。強いて言えばこれまでとは逆の特性と言っても過言ではなかろう。

ゴルフクラブの新製品、ゴルフボールの新製品でも同じような現象が度々起きている。どうしてこんな現象が起きるかを考えてみた。

開発担当者は営業から寄せられた要望に合わせて一生懸命に開発しているのであろうが、その営業から寄せられた要望とは「ライバル他社の売れている商品が恨めしい」「あれと同じようなのを造れ」の大合唱となるのである。

お使いになるお客様も、とかく無い物ねだりされる事が多い。これらをすべて聞いてご要望に応える事は素晴らしい事ではあるが、弊害もあるのである。

それは、従来の商品を使って調子良かったお客様までが、新しいほうが!」と合わない物を買ってしまう危険性である。

我々小売店も店頭に置ける数には限りがあり、新しい物を入れれば前から在った物は旧い物と言う感がして、お薦めし難くなるので入れ替えてしまう。

結果として、1メーカーとしては選択のバリエーションが増えるわけだが、店頭では只商品が入れ替わるだけで、あまり好結果は期待出来そうもないと考えるのはフィッターだけだろうか?

※画像はシャフトメーカー人気ランク上位3社の新製品。

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