フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

ライ角調整の嘘???

2006年04月26日 21時00分37秒 | ゴルフクラブ
「ライ角調整して頂けますか?」と下関市からご来店になったお客様。他店でロフトを調整したのですが、5Iだけがどうも調子が悪いんです。」と仰る。

最初は4I、6Iと計り比べてみたが、ライもロフトも異常にバラバラ。「これは変だ!」と全部の番手を計測して一覧表にしてお客様に見て頂くとかなりのショックみたい。

ライ角調整をする時に、調整器に目盛りが付いており、それに頼って調整するとこう言う事になる事は日常茶飯事なのである。当然その調整器の取扱説明書には「調整をしながら計測が同時に出来て便利」などと書いてあってもである。

フィッターが若かりし頃修行に行っていた極東ゴルフでは調整器に目盛りなど付いていなかった。(ミズノの工場もそうだった。)藪田社長(故人)曰く「ライ角はゴルファーの目で見る物、我々も目で診なければならない。」と相当に鍛えられた。(^o^;アセアセ・・

しかしそうばかりは言っておれないので、今では調整の前後にグリーンゲージで確認するようにしている。したがって調整器だけで調整しているショップは要注意と言う事になる。(^^)/“キッパリ !

「全部を調整する必要がありそうですから、ライ角診断を先にしましょう。」と打ってみて頂くと6Iでのスイングプレーン:57°とかなりフラットである。ソールに張ったシールで見ると1~2°アップライトすぎる事が判明。ロフトは番手間で1°しか変わらない物や5°も間隔が空いている物もあり、結局8本全部の調整をさせて頂いて完了。

※画像は調整依頼者様の6Iでのインパクト。

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