パターのアライメント調整をご用命頂いたお客様。
「お見かけしたお顔だなあ・・」と思いながら、今お使いの2本を見せて頂くと、オデッセイ ホワイトホット#5とテーラーメイド ROSSA MEZZA MONZAで、前者はフックにシャフトが入り、後者はスライスに入っている。「前者は左に引っ掛けて、後者は右に押し出しませんか?」と尋ねると「そうなんです。打ち方が悪いのかと思っていました。」と図星。
テスト用パターで何発か打って頂くと、実にスクエアなアドレスであるが、フェースが少しターンするようで、今お使いの水平バランスのパターでは余計に不安定になりやすい事を説明して、L型やF型のパターと比べて打って頂くと、こちらがすこぶる調子が良い。
何本かの中で、特にお気に召して頂き、お買上頂いたのは先月末に新しく入荷したばかりのウィットラム 92014 。
始めて聞く名前だろうが、アメリカでは著名なパターデザイナーである「デビット・ウィットラム」は、オデッセイや、ネバーコンプロマイズなどのパターメーカーを経て、アメリカでゲージデザインを立ち上げた人。その後ゲージデザインと喧嘩別れして、2004年にウィットラム・ゴルフを立ち上げたばかり。
「ツアープロに支給するものと同じクオリティのものを提供する」ことをポリシーとしており、デザイン・加工・研磨・組み立て・最終チェック等、パター製作のほぼ全ての過程(グリップだけは違うようで要注意!)をウィットラム本人が行っており、精度の高さは抜群で、特にその打感の良さにフィッターが一目惚れした物。
パターの選定が決まったところで、「アイアンの方も見て下さい。昨年の今頃ウッドをフィッティングしてカスタムオーダーして頂いた“U”です。」と仰る。どうりで見覚えがある筈だ。
フィッターの最大の弱点はお客様のお顔とお名前が一致しない事なのである。CBの中のクラブを拝見して始めて思い出すなんて恥ずかしい事も珍しい事ではない。(-_-;)シツレイシマシタ
これは仕事だけではなく、クラブに飲みに行ってギャルと親しくなって食事の約束までしていながら、数日後に行った時には名前がわからず叱られた事も度々。(+。+)アチャー。
まあ、今回は一年ぶりであるからお許し頂く事にして(^o^;アセアセ・・、
カルテを見てみると昨年も5月2日にご来店頂いている北九州市の“U”様( 「シャフトフレックスに共通の基準なし。」で紹介)であった。
「造って頂いたウッドは凄く調子よくて、今度はアイアンとパターだと思いまして来た次第です。」とお伺いして、本当に嬉しくて天にも昇る想いのフィッター。(^0_0^)
※画像は“U”様にお買上頂いたウィットラム 92014。
一番良かった頃のゲージデザインと同等以上の出来映え。
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