グリップは硬化したら交換を！

昨日の事だが、「アイアンの調子が悪いので診て下さい。シャフトが合わないみたいで」とご来店になったのは下松市の“Ｄ”様。

見ると４年近く前にお買い上げ頂いたタイトリスト６９０ＭＢ（Ｓ２００）、更によく見るとグリップは最初のままで、とっくに硬化してテカテカ、後から追加で買われた他のクラブより太さも細くなってしまっている。(+。+)アチャー。

一応スイングを拝見して、取り立ててシャフトやライ角には大きな問題がない事を確認した上で、「まずはグリップを交換しましょう。」とお預かりする事にした。_(..)φ メモメモ


続いてのご来店は周南市の“Ｏ”様（「フィッティングに一般論は不要！？」でご紹介）。「アイアンのグリップが２本だけ摩耗して来たので交換して下さい。」と仰る。

普通ならば「はい、かしこまりました。」とお引き受けすべきかも知れないが、“Ｏ”様のアイアンは昨年の５月に納品した物。「２本だけを替えると他のと太さや硬さに違和感が出て来ます。出来れば全部一緒に替えさせて下さい。」とお願いする。

毎々同じ事を言うが「たかがグリップされどグリップ」なのである。太さ等の大切さは飛ぶクラブの条件「グリップ」で長々と書いているが、グリップは使用上の摩耗度合いだけでなく、使わなくても空気に触れるだけで進行するゴムの硬化によって、表面が滑りやすくなるばかりか、ゴムが縮んで太さも細くなってしまうのである。(＾＾)／“キッパリ !

購入後半年以内に交換する場合はあまり気にならないかも知れないが、１年以上経ったグリップの場合は同じグリップを同じように装着しても太さは揃わず、いえ揃えると半年後位に変わってしまうのである。したがって「一本だけ」等と言わず揃えて交換されるようお薦めした次第。(^_^) Hi~!

「なるほど」と“Ｏ”様「全部替えるのならばカラーグリップが良いな」と色々物色されていて、「一寸考えてまた来ます。」と結局は保留になってしまった。（^o^;スゴスゴ!

※ 画像は“Ｄ”様からお預かりしたタイトリスト６９０ＭＢのグリップ。摩耗は殆ど無いが硬化は進んでゴムの弾力は殆ど無い。

車のラジエターホースと同じで、グリップの交換時期も一概にどの程度でとは言えないのだが、新品と比べて弾力が無くなったら摩耗してなくても交換をお薦めしたい。