フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

スイングテンポが0か1?ヽ(^。^)ノアレアレー?

2005年07月26日 21時10分59秒 | ゴルフフィッティング
市内の“W”様ご来店。試打して頂いたドライバーが絶好調で、「これまでお使いのERCⅡが何だったんだろうと言う感じ。クラブであんなに変わるなんて。」と興奮気味。「もう一つ試して見たいのがあるんです。ヨネックス サイバースター NANOVを。」と仰る。

お試し頂くのは構わないけど、曲がるんじゃないかなあと思いながらお試し頂くと、案の定フェースに乗らず右や左の旦那様状態。ご本人も手応えの違いがわかったらしく、すぐに却下。このNANOV、宣伝上手で低反発をいち早く詠ったところも実にタイムリー。顔もフィッター好みで良い顔をしていて、本当はお奨めしたいくらいなのだが、一つだけ難点がある。それはグリップが30g台の超軽量(普通は50g前後)なのだ。

グリップが軽いと“W”様のように手首を使うスイングタイプの方には極端にミート率が落ちるようで、実はフィッターもまるで打てない。(+。+)アチャー。 ヨネックスの名誉の為に言っておくが決してすべての人に悪い訳では無く、大きくゆったりスイング出来る人には問題ないし、全体重量が軽く出来るので非力な人には喜ばれるだろう。かつて長尺でブイブイ言わせたカタナの初代モデルは軽量グリップで成功していたから・・。もっとも、あれはヘッド割れ続出で苦労したけどね。(;^_^A アセアセ…

そう言えば“W”様はフィッティング時にフレックスアナライザーが全く表示されない(0か1しか表示されない)タイプ。このフレックスアナライザーなる物はミズノが開発したトップでのシャフトの撓りを数値化してくれる物で、ミズノではスイングテンポなんて言葉で表し、簡単に使えてシャフト選択には大活躍してくれるのだが、いかんせん一方向の撓りしか計測出来ないから、トップでのフェースの向きが変わると数値も変わるし、極端だと全く表示されない事もある。

したがって、このスイングテンポがその都度変わったりした場合にはあまり当てにしない方が良い。(^^)/“キッパリ ! “W”様の場合には、スイングドクターの画面上でシャフトの撓りを計測し、ヘッドスピード39m/sだったが、スイングテンポが5相当(かなり撓った状態)と判断し、SRを推奨したのだった。お試し頂いたのはJPX E300 に 460 バットスティッフSRを装着した物。今一度既製品と比べて試して頂いても飛距離も10y弱伸びて、方向性もはるかに安定している。手首を使っても変な撓りをしない4軸シャフトのなせる技だろう。試打クラブと同じ仕様でカスタムオーダーを承った。(●^o^●)v ワーイ
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