ゴルフクラブの「やさしい」とは。

雑誌などで「やさしい」とか「むつかしい」と書かれているのを真に受けて、クラブ選びを誤っているお客様を多く見ているフィッター。ヽ(^。^)ノアレアレー? 

「やさしい」とは何なのか？　これが難しい。何故ならば、雑誌などの対象ゴルファーはあくまでも平均的ゴルファーなのであって、多くの記事の殆どは決して貴方に向けて書かれた物ではないと言う事を肝に銘じておく必要がありそうだ。(^_^) Hi~!

平均的ゴルファーとはなんやろう。ヘッドスピードが４０m/s前後でスライスが悩みと言うのが一般的だろうか。
しかし、当店に来られるお客様でこんな方は実は少数派なのである。何故ならヘッドスピード４３m/s以上でスライスもフックも両方出る方が最も多く、その反対にヘッドスピードが４０m/sに満たないでスライスと引っ掛けが交互に出ると言う方が次に続く。(゜_゜)(。_。)ウンウン

それらを全ておしなべて平均を出すとヘッドスピードが４０m/s前後でスライスが悩みと言う事になってしまうのであろう。（^o^;アセアセ・・

したがって本当の「やさしい」はヘッドスピード４０m/s以下用と４３m/s以上用の二通りが無ければ意味がないと考えているのだが、実際には一緒に論じられているようである。(+。+)アチャー。

極論かも知れないが、ヘッドスピード４０m/s以下の方なら一般論の「やさしい」クラブも大いに結構だが、４３m/s以上なら少々注意が必要となる。ましてやヘッドスピードが４５m/sを越えるハードヒッターは「やさしい」を避けて「むつかしい」にトライされた方が良いスコアに結びつく事が多いと考えている。 (＾＾)／”キッパリ !

「やさしい」クラブの最大の特徴はスイートエリアが広い事。何処に当たっても飛ぶ！のだが、実はハードヒッターがこれを使うと飛ばなくても良い時に思いの外飛んでしまって大叩きの原因になる事が多いのが現実。(^_^;;

もう一つの特徴は全体重量が軽い事。軽くて振りやすい！のだが、これも、重くても平気で振れるハードヒッターには振りすぎて大叩きの原因になる。お気を付け頂きたいと願うフィッター。 (゜゜)(。。)ペコッ

※画像は少し「やさしい」アイアン　ミズノ　ＭＸ－２５。
　シャフトを重い物にすれば、ある程度のハードヒッターにもお薦め出来そう。 (^_-)