3月にフィッティングさせて頂き、1Wとアイアンセットをカスタムオーダーさせて頂いた三原市の“Y”様(「広島の“S”様、“エルヤマ”様のご紹介で三原から」と「楽しみなMP-32の3兄弟対決?」でご紹介)が久々にご来店。
「飛び保証」期間が過ぎる6月の時点で、「今一調子が良くないのは、シャフトが硬すぎるのではないか?」とお申し出頂き、「遠距離故にシャフトフレックスに関しては保証期間を延長します。」とお約束していた。
早速に6Iからフィッティング開始。ヘッドスピード40m/sオーバーだが、飛距離は160yとまるで出ていない。シャフトを柔らかくすれば大丈夫かと同じMP-32にNS1150(S)を装着した物を試して頂くと余計に悪い結果が出る。バランスを重くしても同じように悪い結果である。
要するに、これはシャフトの硬さが原因ではない。インパクトでヘッドが先行して極端な払い打ちになっておられる現象。スイングドクターでのインパクト前後の画像をご覧頂き、この事を確認して頂きながら、次に対処の仕方として「スタンスを少し狭くして頂くよう!」にお願いしながらレッスンを始める。「スタンスを狭くすると引っ掛けそうで怖い。」とのご本人のご言い分とは違って、球筋は徐々に改善されて良い方向に。
スイングレッスンばかりでは申し訳ないので、クラブの方もロフトを2°起こして調整して、試して頂くと、たちまち掴まりが良くなって来る。なんと言っても打音がカシャッからビシッっと言う音に変化して来て、飛距離もどんどん伸びて来て安堵するフィッター。
1Wも同様に「調子が悪いとは言いながらも、以前のブーメランフックは確かに姿を消した。」と仰るので、一応の目的は達成していると胸を張ってスイングレッスンに終始。
アドレスで右肩が異様に前に出て肩のラインがオープンになっている事と、トップで右膝が伸びる事を指摘させて頂き、少し練習して頂くと重いフェードが出て来て、最後にはナイスドローも出て来た。
あとは迷わずに練習あるのみ。「的確な練習も大切ですぞ!」と少々辛口のお願いをしながらお見送りした次第。
“Y”様、ご遠路お疲れ様でした。フィッターもリシャフトの覚悟だけは決めて、柔らかいシャフトを一式準備しておいたのですが、ご希望に添えず申し訳ございませんでした。(^_-)
これに懲りずに、またお遊びがてらご来店くださいませ。(゜゜)(。。)ペコッ
※画像は“Y”様のご来店時のアドレス(左側)とアドバイス後のアドレス(右側)。
スタンスの幅と肩のラインが変わっているのがわかるでしょうか?
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