恭子には、もう5年お付き合いしている彼がいます。
我が家は夫婦別 "性" ですから、妻にも恋人がいます。
でも、お互いに相手の恋人の事は、語り合うことはなく、どんな人なのか詳しく知りませんでした。
晩秋になると、いつも思い出す事件があります‥
それを書き綴りたいと思います。(3夜連続です。)
自宅から女装姿で出入りをしていると、やっぱりご近所に見られているので、変な噂がたつと、ここに妻まで住めなります。
1万円を切る格安アパートを見つけたので、別荘代わりに借りていて、平日はアパートに行くようにしていました。
別居という大げさなものではありません。
平日だけ、女性の一人暮らし体験です♡
そして、事件が起こったのです。
その日は、平日でしたが、ちょっと書類を取りに自宅に立ち寄りました。
玄関に入ると、婦人靴が揃えてあって、妻の来客だと思いました。
中に入ってゆくと、ソファーに二人で座っていて、私が突然入っていったので、二人は驚いたように離れて、妻は慌てて衣服の乱れを直していました。
「ごめん、ピンポンすれば良かったね‥。」
私は平謝りで、すぐ書類を持って家を出ました。
妻に恋人が居ることは知っていましたが、恭子は、勝手に 男性 だと思い込んでいたんです。
両手をあげたポーズ(2)へ つづく
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