又四郎夢日記

ニコマス紹介や、雑学、雑記など。

ファンタジーっぽい実話4~ニセ勇者御一行~

2013-11-25 18:00:56 | ファンタジーっぽい実話
ファンタジーっぽい実話3で、明国が民間から勇者を募集したという話をしましたが、集まってきた勇者達の中に山東少林僧というパーティーがいました。少林僧ではなく山東少林僧と呼ばれるのは、少林僧の偽者だったからです。偽者なら弱かったのか?といえばそうでもなく、実力はあったようです。偽者は本物に劣るのが普通ですが、歴史上には希に実力が高い偽者がいます。

ドラゴンクエストのような世界を真面目に考えてみると、主人公パーティーの他にもいくつかのパーティーがいて、中には有名人の名を語る偽者もいると考える方が自然なんでしょうね。

ファンタジーっぽい実話3~SLG的戦いとRPG的戦い~

2013-11-20 16:57:29 | ファンタジーっぽい実話
中華が明国の時代、北方では遊牧民と戦っていました。この北方の戦いは、何千、何万、何十万という数に頼った人海戦術であり、ゲームに例えると、信長の野望や三国志といったSLG的な戦いをやっていた事になります。そんな北方に対して南方では、倭寇(わこう)との戦いがありました。この時代の倭寇は、日本人よりも中国人の方が中心だったようですが、倭寇との戦いでは人海戦術が使えなかったようです。その理由は、倭寇が少人数で神出鬼没に襲撃してくるからです。こうなると、明国としても少人数で対応するしかないので、ゲームに例えるとドラゴンクエストやファイナルファンタジーのようなRPG的戦いだったと言えるでしょう。

それに加えて、明国には問題がありました。その問題とは、兵士が弱いという事です。精鋭がいなかった訳ではないでしょうが、基本的には弱兵の国でした。弱兵でも人海戦術が使えればともかく、数に頼れない倭寇との戦いでは苦労したようです。その解決策として、民間から戦士を募集しています。RPG風に表現すると、正規兵が使えないので民間から勇者を募集したという事です。この時に募集に応じた勇者の中には、少数民族の戦士が多かったようです。RPG的に表現すると、蛮族戦士と言ったところでしょうか。他にも少林寺の武僧などがいたようです。RPG的には僧兵(モンク)ですね。

SLGにしてもRPGにしても現実とは違いますが、それらの元ネタは現実にあったりするので、意外と現実と一致する部分もあるようです。

日本における戦いの話は、なぜなに古流武術の第四章第六章に書いてあるので、興味がある方はご覧下さい。

ファンタジーっぽい実話2~史上最大の日本刀~

2013-11-17 20:50:04 | ファンタジーっぽい実話
最近のファンタジー世界には、巨大な刀剣が出てきますよね。さすがにそこまでゴツくはないものの、日本刀の中にはかなり長い物があります。私が知る限りで最大なのは、約3.8mもあります。日本刀はバランスを取るために、刀身の長さに合わせて柄が長くなりますから、この刀は柄が1mを超えます。岡山県立博物館で行われた刀剣展示会で観たときには、その迫力に圧倒されましたね。

日本刀の詳しい話は、私が別名義で作成した、なぜなに古流武術の第七章日本刀武用論に書きましたので、興味がある方はどうぞ。

ファンタジーっぽい実話

2013-11-13 20:26:09 | ファンタジーっぽい実話
よくファンタジーの世界では、小柄な人がものすごい強さだったりしますが、実際に小さくても強い人はいます。
私が知る限りでは、古流武術の歴史上もっとも小さい名人は身長約145cmです。アイドルマスターで言えば、高槻やよいが145cmです。無印やよいの公式データ。この名人は、身長約206cmの武芸者を投げ飛ばしています。詳しくは、私が別名義で制作したなぜなに古流武術の第四章に書いてありますので、興味がある方はどうぞ。

まあ、そんな名人は滅多に出現しませんし、出てきたとしても大人の男性です。ファンタジーのように小さな女の子が強いというのは、現実にはないでしょう。しかし、それでまったく問題はありません。フィクションは現実には出来ないことが出来てしまうというのが魅力ですからね。フィクションにおけるリアルは、虚構と現実のバランスだろうと思います。99%の虚構と1%の現実でバランスが取れる作品もあれば、80%の虚構と20%の現実が最適という作品もある事でしょうね。