久しぶりのこのコーナーですが、今回紹介するのは源氏重代(じゅうだい、ちょうだい)薄金鎧(うすがねのよろい)です。薄金は源氏重代である八領の鎧の一つです。重代は先祖伝来の家宝という意味で、八領は源氏の嫡流が受け継ぐ物です。武士というものは戦闘方式が変わって使えなくならない限り、先祖伝来の武具を使う事が重要視されていたようです。使えなくなってからも家宝として大切にしたんですね。
しかしこの薄金、平治の乱で失われたと言われています。ところが薄金鎧とされる物が現存しています。どうやら源氏嫡流の八領の一つとしての薄金と、その他の薄金があるようです。その他の薄金は薄金型の鎧、又は鉄混(かなま)ぜの鎧だという説があります。平安後期の鎧は革と鉄を重ねて作られていたので、革だけの鎧と区別して薄金と言ったのでは?という意見があるんですね。
しかしこの薄金、平治の乱で失われたと言われています。ところが薄金鎧とされる物が現存しています。どうやら源氏嫡流の八領の一つとしての薄金と、その他の薄金があるようです。その他の薄金は薄金型の鎧、又は鉄混(かなま)ぜの鎧だという説があります。平安後期の鎧は革と鉄を重ねて作られていたので、革だけの鎧と区別して薄金と言ったのでは?という意見があるんですね。