米農家の日々の暮らし

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米袋の由来

2021-10-21 17:08:42 | 日記
マルシェルの特売に参加させていただきました、コシヒカリ2キロが完売となりました!
ありがとうございました🙇✨


さて米袋の版画ですが、「印刷かと思ってた!」とか「なんでキツネ?なんで月夜?」というお声をいただいたので、その理由をお話したいと思います。
(※小さい袋は縮小コピーして貼っています😌)

我が家の主だった田んぼは、小粟田原(こうだっぱら←地元読み)という所にあります。
作業が遅くなって日が沈むと、原の向こう、信濃川の対岸にある金倉山(かなぐらやま)から、見事なお月様が昇ってきます。


また地域では昔、祝言を夜に挙げる風習があり、「狐の嫁入り」の話も色濃く残っています。
(県内では津川が特に有名です)

曾祖母から聞いていた狐の昔話や、田んぼから見えるお月様が印象的だったので、デザインを考える際に組み合わせてみました。

元々は親戚知人への贈り物の際に、楽しんでいただけたら、という気持ちで彫ったものです。
まさか、見知らぬ方々がお手に取って下さる日が来るなんて、思いもよりませんでした!

それから、都会にお嫁に行った友人が、この米袋を縫い直して、大切に使ってくれていました。

校正のお仕事をしてるので、お預かりした原稿を入れて持ち歩く時に使うそうです。
「外から見えないし丈夫だし、A4も余裕!」だそうです😄(←10Kg袋)
まさか、こんな風に使ってもらえるなんて!ちょっと泣きそうでした😌💓




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