昨夜、おにぃが梅が採れたから梅肉作ってと持ってきた。
見たら小さい。まだ収穫早かったよ、絶対!!
小さいと作るのが地獄。
3年前まで我が家にも梅の木があった。
ここに引っ越してきたときに母の父親、私の祖父が、
引っ越し祝いだと持ってきて植えてくれた高田梅の木。
母の故郷は福島の会津高田。
残念ながら今は高田町はない。美里町と名前を変えている。
その高田梅は種が小さく、桃のように大きい。
ので梅肉エキスを作るのには楽だった。
その梅の木は老木になり3年前の強風で倒れた。
だから毎年作っていた梅肉エキス、
ここ3年ほど作っていなかった。
梅肉エキスを作るのはとても手間がかかって
雑菌が入るとダメなので扱いに神経を使う。
だから毎年、6月になると心ブルーだったんだけれどね。
なくなると寂しい。勝手なものだ。
大変だけけど仕方ない。今日は朝から取り掛かる。
全部で、大体12.4キロほど。
うち小さくて無理なのが3.1キロ。
さあ、頑張ろう。
午前中、まずは洗って一つ、一つ、水分を拭く。
パピィと2人で拭くのに一時間半かかった。
そして午後、一時から再開。
ここからはひたすらする。大根おろし器でする。
ただし金物のすりおろし器はダメ。
そしてすったものをガーゼにくるんで絞る。
そして、絞った汁を土鍋かホーロー鍋に入れて煮る。
ここでも金物の鍋はダメ。
土鍋いっぱいの汁を作るのに4時間かかった。
ひたすらパピィと2人で擦りまくった。
そして今度はそれを土鍋で煮詰める。
上に上がって来る灰汁を木べらで取り除きながら
ひたすら煮詰める。
灰汁をとりながら煮詰めること2時間。
ここまで来たらもう目が離せない。
煮詰めすぎてもダメ。冷めた時に固くなって使い物にならない。
柔らかくてもダメなのでじっと付きっ切り。
灰汁をとりながら煮詰めること2時間20分。
緑だった汁がドロドロの黒い液体に変身する。
こうなったら完成が近い。
木べらで真ん中をなでると線ができる。
ここまで来たら出来上がりがさらに間近。
線がすぐにくっかないか様子を見計らって
すぐにくっつかないようなら火を止める。
そこが一番難しい。
火止め遅すぎると冷めた時に固くなるし
早すぎると柔らかすぎる。
今回はちょっと柔らかすぎた。
でも固すぎるよりいいかな。
固くなると石みたいに固くなって食べられない。
出来上がったら陶器かガラスの入れ物に入れて保管。
何年も持つ。
この工程を二回繰り返した。
9.3キロで土鍋二つ分の汁。
そして9.3キロでこれだけ。
それでも多かった方。
おにいの所の梅、小さいけど水分があった。
梅肉エキスは菌とかウイルスに効く。
後、胃腸に効く。
我が家では、お腹が痛いとすぐになめる。
軽い下痢ならすぐに止まる。
後、前にインフルエンザにかかったとき、
私はなめてたんだけどパピィはなめなかった。
で、パピィは高熱が出て、私は喘息だから風邪をひくと咳になる。
熱はなく咳だけ。
ただの風邪と思って病院に行ったら2人ともインフルエンザ。
高熱が出たパピィに比べ私は熱がなく楽だった。
だからウイルスにも効くと思うので
コロナに勝とうと最近はなめ続けている。
効くかはわからないけれどね。(苦笑)
でもすること8時間、煮詰めること合計4時間。
朝、9時から始まった騒動。
全工程が終わったのは午後11時。
ほんと疲れた。ふぅ~。
ナイモノネダリを聴きながらもう寝よう。