盗み聞き(2)

「おお、あのお店はようやくリフォームした。」
「丸見えの一階に住むって、納得できないなぁ。」
「あらま、一時ブームしてたお店、もうなかった。」→「あらま、あんなに流行ってたのに、もうつぶれちゃったの。」

　　タバコ臭い空気に包まれたバスの中にから、何遍も見てた見慣れた風景を見て、新しいことがを発見したら、黙ってそれらを発声した心の中で呟いていた。
　　あの日、腕がまあまあの運転手のせいで、白昼夢は途切れ途切れにしたなった。そう思いながらそんな時、ある元気な70代ぐらいのAおばさんが乗車して来て、左後に腰をかけた。すぐ向こうのBおばさんは友達って気づいてBおばさんが友達だと気づくと、声をかけて大声で話し始めた。

Aおばさん：どこへ行ったの?
Bおばさん：長庚病院だった。

Aおばさん：へ・・・、どこか悪いの?
Bおばさん：違う。針術へ行った。6回は50元だけだよ。→違う、違う。針(はり)してもらいに行っただけだよ。6回でたったの50元だよ。

Aおばさん：そんなに遠いくに?近くのXX病院にもあるじゃないか?
Bおばさん：あそこは駄目だ。刺された針が少なくて、足りないよ。今日は31本も刺されたの。→ケチだからちょっとしか刺さないんだよ。全然足りないよ

Aおばさん：ワ・・・多かったね。怖くなかった?
Bおばさん：全然、もっと多くても平気だ。

私、呆れた。
そうそう、あの日もわざわざ盗み聞きしたわけじゃなかったよ。おばさん達の声はバス中の全員が聞こえたと思う。やっぱり、いいことか悪いことか別にして、台湾のおばさんがは最高だよね。



先日からずっと・・・
あ・・・ウンザリ