呼ばれたのは、祈りの中でし
た!青ざめた美貌の女性
死刑囚を慰める絵札で
ベアトリーチェが連れだされて
刑場へ上がり弟を見つめて
天を仰ぎ、弟に微笑かける
弟はうつむいて、顔も上げない
体全体は震えて、泣いている!
断首された斧が下に…
周りの祈りの声が一段と大きく
響く中でベアトリーチェは
落ち着いた様子で受け入れたのです。
ベアトリーチェは全てを悟り
弟の方はぐったりとしている
長男の方に微笑み
かけて、係員の指示通りする。
刑場では、みなが膝を曲げて
頭を垂れて祈っていた!
その瞬間は静寂な世界
涙流す人たちが一段と増えた
立派な最後でベアトリーチェは
この世に別れを告げた!
泣きじゃくる弟の声は一段と
大きく響き、来ていた人たちの
同情が更にエスカレートした
周りは祈りを捧げながら
枢機卿への怒りは暴動へ
発展していた!この暴動で30名
死者が出、300人たちの怪我人
枢機卿へ怒りの暴動は続いて
怒りは簡単に収まらない。
幼い頃贔屓にしていた教会の
人たちの手で守られやがて納棺し
埋葬された!兄の遺体は
橋へ晒されてまだ、埋葬許可は出ずにいた
埋葬までは教会の
優しい人たちに囲まれた!
祈りながら見守っられていた!
次第に棺はお花に埋もれていた!
しかし暴動は続いていたのです
朝方になっても、棺の
周りには祈っている人たちは
また増えていた!
その後に暴動はやまず、
広場には昨日の
出来事を悔やんでいたように
沢山の花に囲まれた棺に祈り
チェンチ一族の棺に尊敬の
棺にキスをしている人々も沢山いた!
イタリアをはじめに
外国では枢機卿へ怒りを
表して、枢機卿の追放が加速す
るのである。
枢機卿は一切受けてない
姿勢で、己の権利を誇示し
実行した欲深い枢機卿でした。
※続く
※ベアトリーチェ一家の遺産の
行方と財産没収事件。※
死刑囚を慰める絵札で
執行から埋葬まで世話人が
請け負う…16世紀におこわれた
儀式
今で言うと、神父さん的な役割
キリスト様の絵が書いてある!