「事実までは消えないぞ。一度紙を折ったら折り目が消えないのと同じだ。」byトン・ギュチョル(チェ・ジョンファン扮)、ドンハンフード社長、ジュヒョクの父親
ギュチョルは以前からジュヒョクに、ミレとの結婚の障害になるからユジンとの関係を整理するように、と言ってきました。しかしユジンはジュヒョクから離れるどころか、ミレが働く美術学校に入学したり、更には会社にまで現れるようになりました。そこでギュチョルは秘書にユジンを調査させると、他にも多数の男と付き合っている証拠写真を受け取りました。そして秘書から、彼らから援助を受けている、との報告を聞くと、ユジンを呼び出し、その写真を突きつけました。ここでユジンから、すぐに別れます、という言葉を引き出しましたが、これでは足りないと思ったのか、この後ギュチョルが言った言葉がこのセリフです。そしてユジンがミュージカル女優であることから、イメージが大切なことはわかっているはずだから、ジュヒョクとの関係を整理してアメリカへ帰れ、と言いました。
"綸言汗の如し"という言葉がありますが、天子様ですら一度発した言葉は取り消せないのですから、我々のような庶民は言わずもがなです。行動も一緒で、一度取った行動はデリートしたり、リセットしたりできませんよね。それにしても普通なら、こぼした水のような何度も再利用されたものを持ち出してくるところ、紙の折り目とは、ギュチョルはなかなか粋ですね!
というのも、管理人は商売上、毎年年末に迎春向けの熨斗を折るのですが、何年やっても緊張します。ギュチョルの言う通り一度奉書紙に折り目をつけてしまうと、その折り目は二度と消せませんので(笑)いや、笑っちゃダメですね。