一連の故事成語の最後はこのセリフにしました。このセリフは…
ギュソンは妊娠したことで、ドゥホとよりを戻しました。そして早速、一旦寝込んだ兄は大砲の音でも起きないからと、ドゥホをホットク持参で家に招き入れました。ところがそのホットクを食べている時にギュチョが目を覚ましたのか、ギュソンを呼んだため、2人は大慌て。とにかくギュチョルを部屋に入れないようにして、ギュソンはリビングに行きました。そこでは、人の声が聞こえた、と言ってギュチョルが水を飲んでいました。そこで、ギュソンは、ドラマを見ていたから、とごまかしましたが、慌てていたからか、ホットクを口の周りひっつけたまま出てきたため、目ざといギュチョルはそれを見逃しませんでした。そしてギュソンに言った言葉がこのセリフになります。
このセリフ、ギュチョルは広範を茶化して言ってますが、原文は、タイトルに挙げた通りで、
「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。」
これが、元の文になり、虎が死んだ後に立派な皮を残すごとく、人は亡くなった後に名を残すような生き方をすべきである、という教訓文です。
調べてみたら、出典はなんと『十訓抄』でした。今日は教育勅語の発布の日であると、今朝のカレンダーに載せましたが、こういう意味ですから戦前にはこの言葉、学校で教えられたそうですよ。
それにしてもそんな言葉を知っていてさりげなく使ってくるギュチョルはすごいですね。