今日は『タルジャの春』からこのセリフにしました。このセリフは…。
テボンに別れを告げたタルジャでしたが、1人で生きていくのはうまいのに、2人で生活すると何故ダメなのか、と思いながらも何かにつけてテボンを想いボロボロになっていきました。そんな時アメリカ研修の話が来てタルジャはアメリカ行きを決めます。一方テボンの方も未練がありましたから、会社合併で会社がなくなることに反対していました。タルジャがアメリカから戻ってきた時のことを考えていたからです。結局意見が合わず途中で会議室を出てきたテボンでしたが、その時向こうから送別会をやってもらい会社を去ろうとしていたタルジャがやってきました。そして互いに無言のまますれ違った瞬間にテボンが胸の内でささやいた言葉になります。
このセリフは、人生訓でもありませんし、ビジネス訓でもありません。ただただ格好がいい(笑)、それだけで撰んだセリフです。今まで550を超えるセリフをご紹介しましたが、ただただ格好がいいからだけでセリフを選んだのは初めてですが、短いセンテンスでインパクトあるいいセリフですよね。さして嫌みもありませんから、実際に使えそうです。ただ、そんな場面に出会すかどうかは知りませんが(笑)
そういえば、かの『冬ソナ』の離別シーンでも、振り返らずに別れよう、と言ったシーンはありましたが、無言で胸の内で、というのが斬新です。果たしてタルジャに対して言ったのか、それとも自分自身に言ったのか?
これを探ろうと、あれこれWeb上のあらすじ感想blogを漁ったのですが、残念ながらどのblogもこのセリフ自体に触れておらず…。