今日は『チャダルレ夫人の恋人』からこのセリフにしました。このセリフは…
ドンヒョンは乗っていた自転車でミレのボイストレーナーであるサゴン先生の車に接触、キズをつけた上、無言で立ち去ったことがサゴン先生にバレてしまいました。そのあと話を聞いた継母からサゴン先生に土下座して謝るよう強要されました。これに腹を立てたドンヒョンはその場を立ち去ると、ミレの元に駆け込むと、実父とよりを戻すよう懇願しましたが、ミレは自分達は取り返しのつかないところまで来た、と話しました。更に続けたのがこの言葉になります。
両親の離婚、間にいる子供には本当に理解しがたいと思います。
それはさておき、世の中には取り戻せないことも多い、この一節が気になって仲間入りさせてみましたが、確かに夫婦愛もそうですし、友人関係もそうです。また、取引先への信用や時の政権に対する信任などもそうでしょう。一度無くしたものを取り戻すのは大変です。
時間もそうですね。例えば電車のダイヤでも微細な遅れならその後取り戻してくれるときもありますが、一度接触でも起これば貴重な時間は戻ってきません。ダラダラと浪費した時間もまた、取り戻せませんので。