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『デッドプール Vol1:デッド・プレジデント』 2021年1月24日

2021-01-24 10:24:25 | 読書

昨日購入した『デッドプール Vol1:デッド・プレジデント』を読み終わりました。
デッドプールの登場するアメコミを買ったのは初めてです。

死んだ大統領たちがゾンビとして蘇り、アメリカを滅ぼそうとするのをデッドプールが止める、という内容。
他のアメコミでもありがちですがゴア表現がすごい。
大統領をここまでネタにするというか、コケにするような描写大丈夫なんだろうか……とか思いましたが、どうなんでしょう。
ケネディあたりは、割と昔からネタにされまくっている感があるので今更という気もしますけど。

読者に訴えかけるような、大きなテーマを持つアメコミも多数ありますが、
この作品に限って言えば、基本的にエンターテイメント作品として読んでよさそうでした。
無理やり「過去の大統領=過去のアメリカ」と取って、「過去を乗り越える」という話と理解しようとすれば、できなくもない……かな?
自分で書いておいてなんですが、そういう読み方は無理があるかも……
その「乗り越える」べき過去の大統領たちもかなり戯画化されているので。

出てくる大統領の選出は、割とインパクト重視という感があります。
ワシントン、リンカーン、ケネディといったあたりは、知名度が高いので分かりますが、タフトは完全に「太りすぎでバスタブにはまったことがある」というエピソードだけで選ばれているような。

プレストン、いいキャラなので、殺されてしまったのは残念……
最終的にデッドプールの精神の中に移されたみたいですが、ほかのエピソードで出番があったりするんでしょうかね? 気になります。
これは深読みという気もしますが、「黒人系、女性、スーパーサイズ」と三拍子そろったプレストンが、のけ者扱いされるデッドプールに友情を示す、というのは思うところがないでもありません。

Vol1ということで次巻もあるようですが、そちらも気になりますね。機会があったら手に入れたい。


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