京都 街の小さな葬儀屋さん

人と人との人間味溢れる絆を大切に日々生きていることを感じています。

直葬 京都

2010-09-18 13:36:12 | お葬儀日記



最近、直葬(ちょくそう又はじきそう)のお手伝いをさせて頂く機会が増えてきましたが、直葬(火葬式)とは宗教者を呼んでの宗教的な儀式を一切行わず、臨終後、24時間経過の後、故人様を火葬場へ 御送りするというお別れです。

少子高齢化が進み、故人様が社会的に孤立してしまい、会葬に来られる方がいない、また、長引く不況の中、 葬儀にかける費用がない、このような時代を反映して、注目されつつある葬送のカタチです。

宗教的なこだわりがない、そして、残された御遺族の経済的な負担を考え、送られる方自らが直葬をお選びになって いることも事実です。

今回、お手伝いさせて頂いたご喪家は、奥様が亡くなられました。長期にわたり入院をされており医、療費も家計を圧迫されるほど支払ったとお聞きしました。


奥様は、後に残されるご家族の事を思い、また御家族も故人の想いを受け入れカタチにされました。

棺の上に飾ってあるお花は、御主人が仕入から装飾までご自分でされました。(過去にお花関係のお仕事をされていて、プロ級の腕前をお持ちです。大会でも優勝された事があるお聞きしました)
実際、本当にきれいで同じ場所で飾っていますが、いつもと違う雰囲気がしました。

これほどの愛情あふれるご家族に包まれ、旅立たれた故人様はきっと幸せだったに違いありません。


これぞ  こころこそ大切です・・・  素晴らしい1日に感謝します。


葬祭センター メモリアル





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