京都 街の小さな葬儀屋さん

人と人との人間味溢れる絆を大切に日々生きていることを感じています。

いじめで命を落としてはいけない

2012-07-14 09:27:29 | 独り言
7月14日(土)の京都新聞社説引用


大津市内で昨年10月、中学2年の男子生徒が自殺した問題で、滋賀県警は生徒が通っていた中学校と市教育委員会に対し、暴行容疑で家宅捜索に踏み切った。
 学校現場に警察が強制捜査に入る事態は本来、控えるべきだ。手本となるべき大人たちの動揺と混乱を目の当たりにし、生徒の心は深く傷ついているに違いない。


何が人の心をいじめにまで発展さすのか?

私も小学校1年~4年頃まで、いじめにあっていたことが鮮明に記憶に残っている。
なぜ、いじめられたかと言うと、些細な事である。
両親の仕事の都合で、田舎から京都に引っ越しをしてきた。
どこにでもある話ですが、私の場合は着ている物、地方弁で毎日男女数人にイケズ(京都弁で言うと)をされた。
学校に行くのがお前の仕事や・・・父親に言われていたので、相談などしてもお前が悪いと言われる時代だった。
学校なんかどうでもよかった、友達がいなくてもどうでもよかった、・・・

ただ・・・生きていればそのうちいいこともあるやん  自分に言い聞かせていた。

だから積極的に自分から話しかける事などしなかった。

1.2年担任のS先生はクラスのこどもの様子を我が子のように見守ってくれた。
いじめっ子のおしりをたたいてくれた。  涙が出た。

また引っ越しをした。小学校だけで4回・・・うんざりだったが自分一人で生きていくにはほど遠かった・・・

5.6年の担任M先生も仲間外れにされた私のために、授業をつぶしクラスメートに考える時間を作ってくれた。
こんな心のやさしい人になりたい・・・そう思った。

中学の時は、F先生のおかげで高校に進学できた。

この3人の先生には心から感謝しています。

人生半ばをすぎた私ですが、社会の中でずる賢く廻ろうとする人をみるとうんざりする。

人間がまだまだ出来ていないのかもしれないが、絶対にゆるせない。

しかし、いじめられるひとよりもいじめている人の方が、最後は後悔すると思う。

一生、自分のしたことが自分の中にのこり、ひきずるから・・・(そうでない人もいるかもわからないけど)


この世に命を授けてくれた人がいる限り、どんなことがあっても生きていこう!!「生きて生きて生き抜こう!!」
必ずいいことがある。一人で悩まず、誰かに相談しよう!! 
必要とされない人など絶対いない。(少なくとも両親はあなたの事を愛おしく思っています)



私は人生を全うした旅立つ人の最後の儀式(お葬式)に携わり、亡くなった一人ひとりを自分の家族の様に想い取り組んでいる。
毎日が勉強と成長できるこの誇り高きお仕事に感謝の日々です。

心こそ大切

葬祭センターメモリアル


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