~先日、仕事の関係で北九州市門司(もじ)を訪ねて来た。

この海峡の見える街は、かつて貿易港として繁栄した歴史があり、当時の歴史的建造物も多く残っている。
以前訪ねたのは確か3年前になるだろうか?其の時は街の中心に点在するその建造物(重要文化財)を見て回ったが、この度は少し時間に余裕もあったので、中心地から外れた「町並み」を探検してみる事にした・・勿論時間には制限があるので全てを見て回るのは無理だが、それでも広範囲にわたって探検できた~♪

昭和の最盛期には町一番の賑わいをみせたであろう「商店街」~現在は大手スーパーが幅を利かし、やはりこの手の個人商店が集まる「アーケード街」は何処も一緒で、半分以上シャッターは閉まっていて、閑散としている。

※ この店は「手芸屋さん」だったのだろう。何処かレトロな看板が懐かしくもあり、また寂しい感じだ・・・
アーケード街を歩き出すと、何処か聞き覚えのある曲が流れていた。耳をすますと、あの沢田研二さんの「時の過ぎ行くままに」が流れていた。そんな懐かしの歌も手伝って、私の「昭和感」に尚更、拍車がかかる~因みに次の曲は内藤やす子さんの「思い出ぽろぽろ」が流れてきた。どちらも1975年のヒット曲だ・・・あっははは~^^

※ 商店街裏筋にある路地の風景~飲食店が数件、今でも現役で商いを営んでた。

で、次に訪ねたのが「中央市場」~ここも昭和の一時代を築いた所だ。ここは通路が狭く最盛期には人同士がすれ違うのも難しかったのではないだろうか?だけど其の分、店主さん達との密接な繋がりが出来ていたのだろうなぁ~(笑

※ 中央市場だ。商店街とはまた違った雰囲気~悲しい事にここも殆どの店がシャッターが下りてる・・

※ ここも中央市場 しかし懐かしく思うのは私だけかなぁ~??いや、そんな年齢なんだなぁ~あっはは~^^

次に向かったのが住宅地~ここも懐かしい家並みに出会える。やはり昭和が色濃く残り、家と家の間の路地/小路が何処か懐かしい~^^

※ この小路の先から子供達が今にも走り出してきそうだ・・(笑

そんな懐かしい住宅街の小路を歩いていると、一軒のお店をみつけた。看板に記された「酒屋」と云う文字で業種は直ぐに判った。それに「営業中」記された札をみて、この酒屋が現役であることが伺える。
へぇ~こんな場違いな所に店があると思い、店内を覗き込むと、小さなカウンターがある。どやら店内でお酒が飲めるみたいだ。考えてみたら昔の「酒屋さん」は店の中で飲めてたんだ。「コップ酒におつまみ」そんな簡素なものしかなかったが、一日の仕事を終えた男達の「憩いの場」だったのだろう~(笑
私も一杯「缶ビール」でもと思ったが、腕時計に目をやるとそんな余裕もなく今回は断念した~(苦笑
さて、この町にも沢山の「昭和」が残ってた~♪ もうあの頃のように賑わうことはもう無いかもしれない・・無いかもしれないが、この町がいつまでも元気でいてくれることを心から願った~(笑
※ 粒子の粗いモノクロはレトロ感な雰囲気を出す為、加工してある。