此処も小さな「木造駅舎」 保存状態も良く手入れが行き届いた、とても綺麗な駅舎だ。
「木次線/日登駅(ひのぼり)」~改札を通り、ホームから周りの景色を眺めていると、其処へ一両の気動車が入ってきた。
清掃が行き届いた綺麗な木造駅舎
車両前面にある、行き先の書かれた文字は「備後落合」と、標示されていた。停車したその車両を覗くと、乗客は何と満席に近い状態だった。2~3人方が私の方を見ているので、軽く会釈をするとその方達も私に会釈を返してくれた~これは正直、凄く嬉しいぃ~(^▽^)~♪
駅名の手書きの文字が歴史を感じさせます
乗客の雰囲気からして、どうやら地元のお年寄りの方達が殆どのようで・・勝手な想像だが、多分街(木次/宍道)まで買い物や病院に行かれた帰りだろうか・・・それにしても乗客の多さには正直驚いた~(゜ロ゜) ~!
備後落合行きの車両が入ってきた
終点の「備後落合駅」には、果たしてこのうちの何人の方が下車されるのどろう?・・それとも備後落合に着くまでに殆どの人が降りてしまうかもしれないなぁ~いや!いや!備後落合で「芸備線」に乗り換えて広島/岡山方面に出向く人も居るかも知れないと、一人色々想像しては苦笑してしまった~・・・(*`▽´*) ウヒョヒョ~
ほぼ、満員の車内
因みに「宍道駅」⇔「備後落合駅」(約82Km)の全線開通が72年前の1937年(S12)だそうで・・・このJR木次沿線はあの険しい山間部を切り開き、やっとの思いで広島県「備後落合駅」まで全通させたのだと思うと、何だか胸がキュンとなり、改めて人の力の凄さに驚かされる・・・
停車していた車両がゆっくり動き出した~私は、先ほど会釈した方達にもう一度会釈して、「サヨナラ」と小さく手を振ったら、そのご老人の方達も私に手を振ってくれた・・・ヾ(^^ )
ディーデルターボEgのタービン音がヒューンと鳴り静かに発車した
だけど凄いなぁ・・今からあの一両の気動車は、峠の難所~「出雲坂根駅」でスイッチバックを繰り返して、終点「備後落合」に到着するのだ・・そんな山間部に吸い込まれるように走り出した車両を、見えなくなるまで見ていた~(^。^)♪