
画像 第40回 市少年剣道練成大会 開会式勝者「白」!という審判の声が上がると、その試合を見ていた観客数名が「えぇ~~~!あれおかしいよぉ~」「なんでぇ~~赤じゃないの?」「先に赤のコテが決まってたぞぉ~」と、言う具合に周りはザワザワ・・見ていた私も、先に赤のコテが綺麗に決まったと思った。それに決めた後の残心もしっかり取って、アピールしていた・・・
『残心(ざんしん) 』
相手を打突した後も気持ちを緩めずそして少しも油断もなく、その後の変化に直ちに応じられるような心構えをいいます。一般的には打突の後に中段の構えにもっどて相手に正対することになります。』
実はその赤のタスキの選手は息子の事で、試合後内訳を聞くとこんな台詞が返ってきた。
「先にボクのコテが確実に入っていたし、残心もしっかり取ったけど・・でも・・誰の目から見ても・・文句のつけようが無い一本が決められ無かった・・ボクが悪い・・」
と、少し涙目になりながら私に説明しました。

画像は9月の物で、今回の試合と何ら関係在りません。因みに右)が息子です。其れを聞いた私は何も言わず、只頷くだけでした。それは私の言おうとしていた言葉を自ら言ってくれたからです・・そう・・
『誰からも文句の付け様の無い「一本」』を先取していれば何も問題は無い訳で・・
だけど、息子の心の中は判っています~剣士として、きっと悔しくて 〃 どうしょうもない辛さを感じていることを・・
さて、今月は全試合観戦することが出来ました。この目で久々に見る我が子の戦いぶりは堂々としたものでした。勿論、勝敗も気になる事ではありますが、それより心も少し成長してくれたようで・・其れを思うと親として嬉しく、又これから先も「精進」してくれる事を信じております~(^。^)