秘境駅の基準
秘境駅を決定する絶対的な基準は存在しない。日本の秘境駅を研究している牛山隆信が自身の著作やウェブサイトで秘境駅を格付けする際、その採点基準としているのは下記の5つの要素で、これらを総合的に判断し秘境駅をランキング化して発表している。
※写真は全て2009年3月16日に撮っております。
※時刻表 一日5本の運行数。
秘境度 - 周囲が断崖絶壁、深い山林、荒涼とした原野にあり、人家が無い(少ない)。
雰囲気 - 駅舎、待合室、周囲の建造物などに古い歴史を感じさせる。
列車到達難易度 - 停車する列車が極めて少なく、鉄道を使って当該秘境駅に到達するのが困難である。
車到達難易度 - 駅までの道が無い場合が最も高く、次いで歩道のみ、未舗装の林道など、自動車やオートバイでの当該秘境駅訪問が困難。
※ホームから上り広島「三次方面(みよし)」を望む
鉄道遺産指数 - スイッチバック、ループ線、引き込み線、廃線跡などの鉄道遺構が存在する。この要素は、2012(平成24)年度版のランキングから追加された。
この基準も多分に主観的な要素を持つため、駅周囲に人家があって定期利用者がいる駅であっても、「平地が少なく駅の立地場所が限られる場所」「古い駅舎がある」「列車の停車本数が少ない」「駅への取り付け道路が狭隘」「かつて貨物の搬出や列車交換等に使っていた廃プラットホームと錆びたレールがある」といった点で秘境駅と認定される場合がある。
※9:04発 下り島根県「浜原駅」行きが入線してくる
特に、牛山の言う「秘境駅の周囲の人家」とは駅から見渡せる範囲の人家を指すことが多く、地図で確認すると駅からそう離れていない位置に集落があったり、よく整備された国道が駅のすぐ横を走っていたり、ということが多々ある。特に北海道や東北地方では吹き溜まりを防止するために駅構内を防雪林で被うことが多く、そのような駅に降り立つと「山林の中に立地する駅」と誤解しがちである。なお、廃駅になるとランキングから除外される。
※窓越しに車内をみたら乗客が2~3名見えた。その乗客を乗せて気動車特有のディーデルターボEg音を発しながら島根方面に去って行った。
私は2007~8年頃から"木造学舎(まなびや)」や「木造駅舎」に興味を持ち少しずつ写真に収めていました。偶然時を同じくして、「秘境駅」が話題になり、何だか嬉しく思ったものです~(´艸`*)
ここ数年はなんやかんやで出向くことは極端に少なくなりました。で、ここにUpしてる駅舎はメモリーカードに保存してた写真を再び取り出してUpさせて頂いております。
また、少しずつ「秘境駅舎」や「木造学舎」をUpさせて頂きますね~(´艸`*)