miao的 ぶろぐ(ってば>照)

 生業:打楽器奏者 ”みゃお助”のぼやき、旅、お気に入り、猫、そして時々音楽のこと(笑)etc 

☆ びっくらこいた経験

2008-01-16 | 【つぶやき】
今ぐらいの時期になると、今の師匠に初めてレッスンを受けるために、単身フィラデルフィアに雪深い中飛んだことを思い出す。
インディアナでの最後のセメスターだったし5月には卒業…その後を考えなくてはいけないなあ~と思い始めた矢先、98年秋のPASIC(米国打楽器協会コンベンション)でマスタークラスを見学。以前から名前はよく聞いていたが、お会いするのは初めて。
物凄いオーラに完璧にすべてコントロールされ洗練されたマスタークラスに、心を奪われた。
学校にもどり、担任にその話しをすると「そんなに感動したなら、レッスンを受けてみたらどうか?」と、私の目の前でパパっと電話でこぎつけてくれた。
その後先生から直接電話をいただき、日取りと空港に迎えに来てくれる人や滞在先を手配してくれた。夢のような話しだ。

全く面識もないのに、先生のお弟子さん夫妻(大学院生)は迎えに来てくれるだけでなく、自分たちのアパートに二晩泊めてくれ、翌日のレッスンにも連れていってくれたりした。
夫妻は「キティ」と名付けたロシアンブルーみたいなネコを飼っていた。
人見知りキツいらしく、私にはまったく近づいて来なかった。
猫の扱いも知らない私だから、余計に距離は縮まない…

一日目の晩、疲れ果ててぐっすり眠っていた私だが、夜中になぜかパチッと目が覚めた。すると、視界一杯にアップにキティの顔があった。つまり…彼女は私の胸の上に乗っていて、ニョキと顔をのぞき込んでいた…かなり至近距離で。
目があった一人と一匹は、一瞬何がおきたか認識できなかったけど、キティが先に我にかえり、わずかに10センチほど廊下のあかりが入るように私があけておいた戸から、ものすごい勢いで出ていった。私は夢見てるような気分だったけど心臓はバクバクしていた。
いったい何がしたかったのか、キティよ…

翌日、憧れの先生と、ご対面。
ドキドキのレッスン…そして、このときに決心した、この先生に一生ついていく!と。
その晩、充実のレッスンと感動した気持ちで、幸せに布団に入る~今夜は、まあ来ないだろう~だって、ちっともなつかないし…と思っていたが…またしても夜中に体が重く感じて目が覚める。
薄暗がりの中、眠い目をこすりながら周りをよ~く見ると、布団の上、足元の位置に丸くなって座り、こっちをじーっと見ていたキティがいた。

…不思議な仔。

現在、この夫妻は、故郷フロリダにもどり、旦那さんは学校の先生に、妻(私の姉弟子)は地元のプロオケで常トラとして活動しているそう。キティも元気だといいな。

以上、私の初フィラデルフィア滞在びっくらこいた体験でした(〃▽〃)
なつかしい…


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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たろちゃん)
2008-01-17 09:27:03
>いったい何がしたかったのか、キティよ…

(自粛):p
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Unknown (みゃお助@管理人)
2008-01-17 14:36:53
最近、たろちゃんさん、自粛気味ぃ?
はじけてたもーーーーー!!!
返信する

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