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機転の利く人間になりたい、と日々思う。
先日公道で、盲導犬を連れた女性が男性に付き添われて公衆トイレに入ろうとしていた。
当然男性は入り口まで付き添って待機していた。
私はそれを横目にスタスタとエスカレーターに乗り込んでしまった。
「あ、」と気づいたのはエスカレーターで遥か下に降り立った後のこと。
今戻っても時既に遅し。
もし私の頭の回転が速くてもっと機転の利く人間ならば、即座に
「女手必要ですか?」
と通り過ぎるまえに声を掛けられただろう。
後悔先に立たず
後悔役に立たず
こういうことはしばしばある。
時が過ぎ去って落ち着き払ってから
「あ、さっきこう言えば良かった」
などともの凄く鈍い速度で頭をよぎる。
「他愛も無い」
と言ってしまえばそれまでなのかも知れないが、今のご時世Twitterではなくブログにわざわざしたためているということは、私の中で何かしら響いていることなんだろう。
偽善とか、そういう面倒くさいことはどうでもいい。
ただ、個人として機転の利く人間になりたい。
なんのオチも無い、
日々私が思っていることです。