現地時間で、ミュンヘンは19時10分。それからバスでザルツブルクへ移動です。学生達は、皆、元気で疲れを感じさせません。
ザルツブルクのホテルに到着したのは日本時間で朝方の4時くらいでした。翌日の予定確認のミーティングを終えた後、各自の部屋に移動。目覚めたとき、窓から見えるザルツブルクの景色を楽しみにしながら就寝しました。
現地時間の30・31日は私の母校(留学先)でもあるモーツァルテウム大学を見学しました。快晴のお天気に恵まれ、澄み切った空気と青空が気持ち良い!
大学の新校舎は、正面玄関が大きな吹き抜けになっています。全面ガラス張りのレッスン室とともに、開放的でアーティスティツクな雰囲気を感じました。昔、大司教が住んでいた宮殿とは思えないほど近代的です。
学内に入ってからは、まず、作曲家兼事務局のHummelさんの案内で、弦楽四重奏やコントラバス、オーボエのレッスン風景を見学しました。どのレッスン室も、窓から美しいミラベル庭園が眺められ何ともうらやましい。明日の音楽家を目指す学生達にとっては、非常に刺激的なひと時であったと思われます。
一通りの見学を終え、メンサ(学食)で昼食。メニューの主菜は、肉か野菜のどちらかをチョイス。スープとデザートがついて5ユーロとはお得です!
美味しいお昼を頂いた後は、いよいよ自分たちのレッスンです。幸運にも祝祭劇場のコーラスリハーサル室が借りられ、良い環境のもとでレッスンが受けられました。
指導のフライッシュマン先生ご夫妻。旦那様は私がモーツァルテウム大学時代から今に至ってもお世話になっている素晴らしいコレペティの指導をして下さる先生で、奥様はインスブルック歌劇場の元専属歌手です。各々の学生達が準備してきたアリアやリートをレッスンしていただきました。
音楽の解釈や発音、音程、体の使い方と細かく丁寧にご指導頂き、みるみる学生達の声や音楽が、魔法にかけられたかのように変化していくさまに、聴講している学生達は、大きな感動を覚えていました。私も同様です。
音楽を演奏する上では、もちろんテクニックも大事ですが、自分が常にどう表現したいかを心を持って感じることが大事。それを実感させてくれた、貴重で素晴らしいレッスンを集中的に受けられたことに感謝です。
ザルツブルク到着
大学玄関の吹き抜け。近代的な雰囲気が伝わりますか?
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式町典子
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