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あとはおまかせ
欧州を席巻する子供デモは「チコちゃん現象」かも
今回も 楽しましてくれます
ドイツの現状 要領よく解説 さすが小説家
川口 マーン 惠美
欧州を席巻する子供デモは「チコちゃん現象」かもしれない 子供に叱られて喜ぶ大人たち
スウェーデンのグレタ・トゥンベルク(Greta Thunberg)という少女が、去年の8月に始めた環境運動“Fridays for future”に、ドイツの多くの生徒が共感し、毎金曜日に学校をサボってデモをしている話だ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/63945
目的は、一刻も早くCO2を削減して、「惑星」を滅亡から救うこと。今、すぐに行動を起こさないと、地球はまもなく取り返しがつかなくなるそうだ。もちろん、この子たちがそう固く信じている背景には、信じ込ませた人たちがいる。・・
4月17日には、グレタはバチカンで法王に会っている。普通、ローマ法王の前に出るときは、アメリカ大統領夫人であろうが、ハリウッドスターであろうが、アウトフィットは黒の正装が常識だが、彼女はTシャツと運動靴で現れ、“Join the Climate Strike”と書いた紙を法王に示した。ほとんど暴挙と言える
グレタはその他にも、EUの委員長に面会したり、ヨーロッパ中に広がっている子供デモの特別ゲストとして招かれたり、とにかく引っ張りだこだが、今年1月の末、スイスのダボス会議で行ったスピーチは、とりわけ強烈だった。
彼女は全世界の大人たちに向かって、まるで無表情で次のように言ったのだ。
「私たちは、あなた方が希望を持つことを許さない」
「あなた方が恐怖を覚えることを望んでいる。私たちが常に感じているような恐怖を」
「私たちは、あなた方が自分の家が燃えているときのようにパニックに陥ることを望む。家は本当に燃えているのだ」・・・・
ある記者がグレタにその解決法について尋ねたら、彼女はまたもや無表情で、「自分たちが作った汚泥の除去の仕方を、子供に尋ねるな」と一蹴。そして、それを聞いた大人たちが、あっぱれと言わんがばかりに喜んだのだ。・・・
ドイツの多くの人たちは、今、老いも若きも皆、過激な自然回帰ムードに陥っている。そして、それに伴って緑の党の躍進がすごい。SPD(社民党)などとっくに追い越して、CDU(キリスト教民主同盟・現在やはり落ち目)に次ぐ第2党だ。
ドイツは右傾しているという報道をよく見かけるが、それは間違いで、本当は、中心軸が左傾している。・・・
「ドイツが右傾で危険!」という警告の裏には、実は左派の、反対勢力を極右として潰そうとする作戦がある・・・
3月の末、興味深いことが起こった。グレタが突然、自身のフェイスブックで、CO2削減を進めるためには、原発も一つのオプションであるという意味のことを書きこんだのだ。
原発は CO2を出さないのだから、それほど間違った話ではない。しかも、グレタの祖国スウェーデンは原発大国でもある。
ただ、彼女の応援団は驚愕した。ドイツでは原発は悪で、環境派が口に出して擁護するなどあり得ない。原発がCO2を出すと思っている人も多い。そこで、たちまち大騒ぎとなり、結局、フェイスブックの書き込みは修正された。
今のドイツでは、たとえCO2削減のためであっても、原発に言及することはタブー中のタブー。グレタにも許されないことのようだった。
しかし、タブーではあるけれど、少しずつ懸念の波は広がっている。太陽光パネルが増え、風車が立ち並び、電気自動車が増産されても、それだけで素晴らしいCO2フリーの社会が完成するわけではないことは、だんだんわかってきた。それどころかCO2は減らず、ドイツの電気代は、すでにEUで一番高くなっている。
先週、来年のDGP予測は2度目の下方修正をされ、プラス0.5%まで落ちた。このままでは、バカを見るのはまた貧乏人だ。
なのに、日本には、ドイツで素晴らしいことが進んでいるように宣伝している人が今も多い。チコちゃん、勘違いをしている人たちに、ぜひ、何とか言ってやってください。
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