国が謝るとき

古森義久
国が謝るとき

1980年代に入って謝罪をするようになった理由は・・・民主主義の深化と拡大であり、テレビなどマスコミュニケーションの発達・・・ 民主主義の成長は国家を国民と一体にさせた。両者の距離は減り、国家指導者の顔や声は国民一般にとって身近となった。政府が人間らしくなった・・・

しかしそれでもなお現代の主権国家はそう簡単には謝らない。対外的な謝罪となるとなおさらで、米国は特にその傾向が強い

謝罪のそもそもの原因となった行為の真の責任を曖昧にするマイナスの効果・・・
そもそも自分たちが生きてはいなかった遠い過去の出来事に責任を負って、謝るという行為への抵抗
国家としての過去の出来事への謝罪は もはや自己を弁護できない自国の 先祖の名声、そして未来の世代の名声の いずれをも傷つける危険がある

現代の国際社会では国家は原則として対外的には謝罪しないことが普通であり、大多数の国家は日本とは反対に、過去の過誤を正当化し、道義上の欠陥も認めない
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