ナイーブな職人国家・日本

外交と安全保障をクロフネが考えてみた
 ナイーブな職人国家・日本

ロシアがすすめようとしているシベリア鉄道の高速化事業に、日本が官民あげて群がろうとしているという事実を見ても、「またか」と深いため息・・・
外務省は「(ロシアとの)経済交流の拡大を北方領土問題の解決に役立てたい」と願っての行動だそうだから、外務省でシベリア鉄道高速化プロジェクトを推進している連中は、論理的思考能力がゼロ・・・

黙っていても高速鉄道技術を売り渡してくれるおバカさんに、交換条件で「ロシアの神聖な領土を割譲する」理由が無い。

日本が北方領土を真剣に取り返したいのであれば、相手が北方領土を返還してくれるまで、シベリアの開発に協力してはいけない。ロシアへの投資も控えるべきである

最悪、日本はタダで技術を売り渡し、シベリア鉄道をボランティアで高速化してやって、日本企業は、高速化して海路より便利になったシベリア鉄道で欧州に商品を送り、ロシアや韓国に多額の輸送料金を払うようなマヌケな事態になる

10年、20年後、ウラル山脈の東側が中国人であふれかえり、ロシアと中国の関係が決定的に悪化し、ロシアが苦境に陥ってはじめて日本の戦略的重要性が見直される ことになる。
そうした国際環境が整ってこそ、有利にロシアと交渉できる。
それまで、領土問題の解決を先送りにしても仕方がない

 「日本人はエコノミック・アニマル」とか、「日本は商人国家」と言われたりするがそれは間違っている
日本は職人国家であり、高い技術力で苦労して一万円の価値の商品をつくっても五千円でしか売れない、あるいは五千円で他人にだましとられてしまってそれにまったく気づかない職人
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 日本人はその... 麻生さん「は... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。