危機の時は人間も国も本能だけになり、本質が現れる
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危機の時にその人や国の本質が現れる

人間は危機の時に本質が現れると言いますが、国単位でも同様の事が癒えるかと思います。

東日本大震災の日、民主党政府が一番先にやったのが自衛隊出動禁止命令で、このため自衛隊は救助活動をしませんでした。

自衛隊の偵察機は地震数分後に離陸し、津波到達時の映像などを撮影し多くの人が見たと思います。

管、枝野、北澤(防衛大臣)の3人は自衛隊機が無断で発進した事を命令違反だと問題視し、以降出動を禁止しました。

その後自衛隊は東京電力社長を自衛隊機で東京に運んだが、これも命令違反だとして羽田空港着陸直前に引き返させた。

さらに菅、枝野、北澤の3人は東京電力が政府を通さず自衛隊に「発電機を輸送して欲しい」と電話したのも問題視し、電話禁止にした。

これで自衛隊は福島原発や地震被災地に一切関われなくなり、翌日原子炉が爆発し、津波で1万5000人もなくなったのが分かった。

すると菅、枝野、北澤の3人は「自衛隊が動かなかった」「東電が連絡せず無断で逃げようとした」と嘘をつきました。

これらで分かるのは一国を率いる総理でも、国民や国の事は1グラムも考えず、自分の損得だけで生きているという事でした。


東日本大震災のある小学校では教師が生徒に避難を禁止し、裏山に逃げた子供を追いかけて引きずりおろしました。

「裏山に上って裏山が崩れたら責任問題になる」のが教師の言い分で、スクールバスによる避難も「全員が一度に乗れないから不平等になる」と禁止しました。

校庭に残るよう命令された生徒数十人は最後に「避難地図に書いてあるから」という理由で津波に向かって歩かされ、ほぼ全員がなくなりました。


危機になると人間は本能だけになる

最後尾で生徒が逃げないよう監視していた教師は、津波を見て山に登って逃げて助かったそうです。(報道より)

普段立派な事を言っていた教師らは危機の時には自分の利権やマウント闘争に走り、最後は生徒を見捨てて逃げました。

庁舎のアンテナに自分ひとりだけ昇って助かった町長、幼児をすてて自分たちだけ車で逃げて助かった保育園職員、患者を捨てて逃げた医師なども居ました。


これは人間の本質ですが、保育士が保育園から逃げ出した後、残った幼児を集めて助けた保育士もいました。

数十人がなくなった小学校ではスクールバスによる避難を禁止したが、スクールバスの運転手は最後の瞬間まで学校前で待機し、津波に飲み込まれました。

教師が「スクールバスに生徒を乗せない」と決めた時点で運転手の仕事は終わったので、バスを運転して避難しても良かった。


運転手は「子供たちを捨てて逃げることなどできない」と考えて学校前に留まったのでしょう

危機になると人間の本質が現れ、理屈は関係なくなり本能だけに従って行動します。

さて2020年1月ごろにコロナが確認され日本や世界に流行したが、この時の対処も合理性より本能に従って行われた。


中国は1月23日に新型ウイルスの存在を認め即日武漢を封鎖し、湖北省全体も事実上行動禁止しました。

すべてが素早く、1人でも患者が出た団地は団地ごとバリケードで封鎖し、銃を持った兵士が外出しないよう監視していました。

病院ではまだ生きている患者がトラックで運ばれるのが目撃され、なぜか武漢市の火葬場はすべてフル稼働しスモッグが問題になった。(工場はすべて閉鎖し自動車も走行禁止だった)


一方日本も当然ながら武漢や中国からの入国を禁止するべきだという意見が出たが、安倍首相が強硬に反対し禁止させなかった。

その理由は「中国からの入国禁止は憲法違反」と言っていたが、そんな憲法を誰も見たことが無い。

結局安倍首相の本質は中国との関係を円満に保つことと護憲思想で、憲法改正は右翼を騙すためのポーズだったと思われる。


2020年夏には日本のコロナ流行が収まり、政府がGOTOキャンペーンという信じられない事をやり始めた。

GOTOはせっかくコロナが収まったのに、政府が補助金半額だして国民に旅行と飲食をさせるというものでした。

GOTOキャンペーンが始まったその週から新規感染者が激増し、一日100人以下だったのが7000人まで増えた。


麻生副総理や、二階幹事長、菅新総理は「GOTOが原因でコロナが増えたというなら証拠を出してみろ」と国民をばかにしきった発言をした。

これが彼らの本質で、菅、枝野、北澤と同じく国民のことは1グラムも考えなかったのでしょう