アメリカの高額医療費
アメリカの高額医療費はよく知られていますが単に病院の医療費が高いだけではなく付随する様々なコストが高いので「倍々ゲーム」のように請求額が膨らみます
アメリカの一般的な病院で治療を受けた場合入院すると「一泊300万円以上」が相場で10日間も入院するのは大富豪だけ、かなりの手術後でもアメリカ人は自分で車を運転して帰宅するか近所のホテルに泊まります
都市部の病院に近いホテルも1泊数万円するが病院の1/100の料金と考えたら非常に安いため皆何があっても入院だけは避けようとします
病気で倒れた人は救急車で運ばれてくるが救急車は有料でおおまかに言って40万円から100万円程度だが最低料金やオプションなどがあってキャバクラ並みに分かり難い
救急車利用基本料 2,700.95ドル、マイル加算料 1マイルごとに65.29ドル、酸素処置料 226.40ドル、搬送拒否、処置料のみ 579.15ドル、先端ライフサポート処置料 506.63ドル
例えば近所の人が救急車を呼んだが料金を払えないので拒否しても、薬とガーゼを置いて行って勝手に”治療”して約9万円を請求します
基本料金2700ドルなので搬送距離が100mでも40万円、プラス1.6キロ走る毎に約1万円加算、先端ライフサポート処置が分からないが心臓マッサージや人工呼吸といった事かもしれない
救急車は最低40万円必要なのでウーバーイーツやタクシーや自分で運転して病院に行く人が多く、運転手に数万円払って介助してもらっても救急車よりずっと安い
無事に病院についたら治療してもらう前に社会保障番号を提示して病院は支払う能力があるのを確認し、ブラックだと治療を拒否されて追い出されます
アメリカでは治療前に見積もりを出してくれる場合があるが、救急搬送ではそうした余裕はなく「銀座の高級寿司屋」で「おまかせ」で注文したのと同じ状況に陥ります
アメリカにはオバマケアがあり低所得者向けの有利な保険があるが、中間所得者以上はオバマケアに加入できず高額医療費と高額保険が必要になります
アメリカ人の破産理由のほとんどが医療費で2番目が保険が高額だからで、高額保険に入っていても医療費全額を保証したりはしません
アメリカでは病院が少なく人口千人あたり病床数はアメリカ2.8に対して日本は13で先進国では世界一、これを見てもアメリカでは病院や医者が患者に対して圧倒的優位に立っている
🎦救急搬送は1件40万円のビジネスでもある
歯医者やペットの治療費も高額
アメリカでの平均的な出産費用は150万円から300万円でしかもこれは自治体が補助金を出して安くしてこの料金だそうです
だがアメリカ人には病院からの請求をそのまま払う人はおらず、弁護士に電話して半額以下にしてもらうのが恒例になっています
半額になるのは良いが弁護士にも高額な報酬を支払う必要があり、総額では言い値を払うよりかなり少なくなるが、要は病院と弁護士がつるんでボッタくりしています
アメリカでは事前に医療見積もりを貰う事ができる場合もあるが、全ての病院ではないし出された見積もりに「予想外の加算」があるのは恒例になっています
ガーゼ1枚1万円とかを平気で請求するのでいくらでも予想外の出費は増えていき、アメリカでは治療して数週間後に本当の請求書が郵送されてきます
入院したらまず数百万円で高度な医療をしたら数千万円、そこから保険で割引するが破産に追い込むのに十分な金額が書いてある筈です
アメリカの医療保険の平均金額は独身者で月10万円、家族プランで27万円というふざけたもので、それでいてカバーされる範囲が狭くあまり頼りにならない
加えてどういう訳か欧米先進国全般で「歯医者」は通常の医療保険適用外で全額自己負担、なので虫歯を治療して100万円請求される事があります
アメリカなど欧米先進国ではペットの治療費も高額でチワワの体重を測っただけで数十ドル、基本的に100ドル以下で帰れることは無い
犬の病気で一定期間治療すると数十万円や100万円以上、避妊手術とか風邪程度でも日本の数倍請求されるとの事です
ペットの医療保険に入っている人は少ないので全額が自己負担になり、結果としてアメリカではペットが病気や怪我をしても高額治療費を恐れて動物病院に行かない人が多い
アメリカでは犬を放し飼いする人が非常に多く交通事故が多い他、動物を撃つ人もたまに居て動物病院に搬送されるがそこでも高額医療費を請求されます