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宮崎正弘の <読書特集> 読むべし
この3本の書評 見逃せない
宮崎正弘の国際ニュース・早読み <読書特集>
<読書特集>
石平 v 安田峰俊『天安門三十年 中国はどうなる?』(育鵬社)
民主化を求めた学生、知識人の多くが「天安門広場」と周辺で虐殺された
その後、中国に本当の知識人がいなくなった。御用学者はあまた輩出したが。
天安門を語り始めると石は突如号泣し、論理的でなくなった
言論の自由があるはずの日本に置いてさえ、石平は中国のスパイだと、中国大使館筋が意図的に流している謀略に迂闊にはまった保守系の政治家やジャーナリストらもいる
小川栄太郎『平成記』(青林堂)
平成の三十一年間を日本の歴史のなかに位置付けた労作
随所に現代日本人の知性と強要の劣化、人口減少への憂いが語られる
是枝監督『万引き家族』がカンヌ映画祭最高賞を受賞した。一人一人の俳優の演技は優れているが作品そのものは悪質だ
国際賞狙いでリベラルな「審査員に媚びを売る文化犯罪と呼ぶべき作品
西村幸佑『韓国のトリセツ』(ワニブックス&PLUS新書)
どの世論調査をみても、韓国が嫌いという日本人がときに80%を超える。好きだという回答は数パーセントしかない。
にもかかわらず日本で「韓流ブーム」が巻き起こった。演出だったことは、いまや明らかである。なにしろ岩手県の過疎の漁村を舞台にしたNHKドラマでは、韓国「現代」自動車のタクシーがやってくるし、茶の間のテレビが韓国製という意図的な画像まで作られた。
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