保守がリベラルに勝利しようと思うなら全体主義しかない

陳胡痒さん

 
保守の連中って根本的に保守がリベラルに勝利しようと思うなら全体主義しかないというのを分かっていないのが痛いよね。
少数者にも意見表明の機会を与えて政策に反映させるのが民主主義である以上、民主主義を続けていたら保守が理想とする国体は少数者の極端な意見が反映されることで徐々に変質していってしまうことは避けられない。
そもそも真ん中の政治に無関心な層は自分たちの暮らし向き以上のことを考えないから、たとえば女性天皇の是非にしても男女平等の観点からは女性でもいいじゃんといわれたらそれで納得してしまうだろう。
そして女性が天皇に即位することがOKになったら、世論の主流は女系が天皇に即位することも当然OKになる。そしてそうなったら、次はなんで俺が天皇になれないの?となる。民主主義と君主制は両立しないから当然の帰結で大統領制が導入されることになるだろう。
イスラム諸国が王制の国も共和制の国も全体主義的なのはある意味当然だ。
 
 

保守派は仮に多数になっても絶対にリベラルに負ける。これは間違いない。

リベラルなインテリは庶民感情を無視するから負けるんだみたいな話も、最近はクソみたいにくだらんなと思ってますね。
そう言ったって庶民はかなりリベラル化されているし、アンチリベラルは選挙に勝っても勝負に負けてるだけですやんかと。

— ホモ東さん (@pannacottaso_v2) October 7, 2020

日本じゃ皇族までリベラルだもんな。

言ってみればリベラルは先鋭化し過ぎるから選挙には負けているとしても、判例、慣習レベルでは勝利を重ね続けているんですよね。
実際に現在封建的な家族を作ろうと思ったら極めて難しいわけです。
そういう意味で選挙に勝ったところで、戦術的勝利を収めても戦略的に敗北している事実は覆せない。

— ホモ東さん (@pannacottaso_v2) October 7, 2020

その理由だが、リベラルは壊すだけ。保守派は新たな価値観を示して見せるのではなく守るだけ。壊す方が守るより目標達成の為の難易度が低いし、壊す方は任意の場所に攻撃の矛先を向けることができるのに対して、保守派はリベラルが攻撃してきて初めてリアクションを起こす事ができるだけだある。攻撃は最大の防御なのだが、保守派は守ることが存在意義だから籠城戦しかできず、新たな価値観を示してリベラルを攻撃することができない

これでは保守派は長い目で見て後退していくしかない。敵は少しでも価値観を壊したら成功なのだから。一方で、保守派はこわされた部分を修復する事もできないうちにリベラルの新たな攻勢に対応しないといけなくなる。

保守がリベラルに勝とうとするなら、スペインでフランコ総統がカトリックやナチと組んで共産主義者を弾圧したようなやり方しかない。民主主義で保守がリベラルに勝つなんてお笑い草だ

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