数日前に、お得意様の自動車会社からの依頼
右側が削る前のブランクキーです、
ブランクキーからピンの飛び出し具合をみながら、高さや間隔を推察して少しずつ削りますから手間も半端ないので好きじゃないとできませんね
中古保冷車に付いているコンテナの鍵が無くなったらしく、鍵のシリンダーを外して持参
車の合い鍵を作る場合は、車種とシリンダーの番号からコードブックでブランクキーの番号や記載されている数値から専用の合い鍵作成マシーンでブランクキーを削り作りますが
車に積載されているコンテナのキーには対応していません
ですから、コンテナの鍵が無い場合はシリンダーの内部を見て形状の合うブランクキーを探し、ブランクキーが見つかればそのブランクキーを削って作ります。
ここで必要なブランクキーですが、一般の方には簡単に手に入りませんね
当店は合い鍵作成や開錠の関係で、30年前から取引きをさせていただいている業者さまから仕入れています。
現在は一般の方からの合い鍵作成や開錠をほとんど受け付けしていません(時間に余裕が無いため)
シリンダーを分解できれば作業時間は短縮できますが、分解するとシリンダーカバーが傷つきますからできません
素人に毛が生えたような私には、シリンダー内部を見てピンの長さを判断するのも時間がかかります。
そんなわけで、シリンダーの外から少し見えるピンの出っ張りを見ながらブランクキーを削っていきますね
専用のヤスリで少しずつ削ってはシリンダーに差してピンの高さを見てまた削り
ピンの1つずつに高さを合わせます。
今回は4ピンでしたので30分掛かりましたが、ピンの数が多いとさらに時間がかかります。
右側が削る前のブランクキーです、
ブランクキーからピンの飛び出し具合をみながら、高さや間隔を推察して少しずつ削りますから手間も半端ないので好きじゃないとできませんね
完成です。
きょうはここまで
つづく