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トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「熱収縮チューブで配線保護」の巻

2020年12月08日 | 店主
12月に入って、毎日なにかしらの照明器具を取り替えしています。


本日は新しく取り替え2件と修理1件

キッチンやリビングの照明を取り替えると、気持ちも明るくなりますね


そのうちの修理のお客様宅では





カバーを外そうとカバーを回したらしいですが、いくら回しても外れなかったらしく

何回も何回も回して・・・


諦めて


夜になって灯りを点けようとスイッチを入れるが、照明器具は反応無し( ・_・;)


で、当店に修理依頼です。


このような照明器具のカバーを外す場合は、30度~45度ぐらい回せば外れますので、1周も回す必要はありません





1周回しても外れないのは、器具が空回りしてますからそれ以上は回さないでね


このような場合は、器具本体を回らないようにしつつ、カバーだけ回します。


で、カバーを外してみたら




コネクター部分の配線がねじ切れていましたよ(゚o゚;)

お客様はカバーを回していたつもりが、実際は本体ごと回していたんです。


普通なら新しく取り替えしてしまうケースですが、お客様も気に入っている照明器具らしいので、私は修理します。


コネクターの根元で断線してますから、線と線を繋ぐことはできません




今回は、常備している「熱収縮チューブ(耐熱温度200℃)」を使います。





熱収縮チューブを配線に通しておき





コネクターから抜き取った金具に配線を半田付けしたあと、結線部分に熱収縮チューブを被せ





半田コテでチューブを温め収縮させて密着させます。





コネクターに差し込み





修復完了


次に、照明器具が空回りする原因をなおします。




本来ならこのようなスポンジが付いていて、取り付けたら天井と密着し器具が滑らないようになるのですが

今回は、照明器具に貼り付けられたスポンジがなくなってはいて、天井との隙間が空き空回り状態


スポンジの代用品を軽トラの荷台で物色


たまたま積んでいた板状のクッション材がありましたので








このサイズにカット





両面テープを貼り付けて器具に取り付け





こんな感じで





完了です。


お客様にも喜んでいただけましたよ


きょうはここまで


つづく