しっかり楽しんだので、あしたからの仕事もがんばれそうです。
鬼塚さんから電話をもらった次の週、地区の運動会の練習日があった。
元の練習の予定日は水曜日だったのが雨のために金曜日の夜に
変更になっていた。
電話を切る時に鬼塚さんは確かに
「次は練習でお会いしましょう」と園子に言ったのだった。
金曜日なら子どもを連れて練習にも行きやすい???水曜日なら無理かも
と思っていたけど。
☆
園子達が小学校の運動場に着くともう数人の同じ町の人は来ていた。
その中に鬼塚さんの姿も見えたが、園子はあえて先に女性に挨拶をしに行った。
「こんばんは。お疲れ様です」
「あら???桃井さん、あなたもお疲れ様ねえ??今年もがんばってね」
「お疲れ様」
かなり年配の女性たちは優しく園子に声をかけてくれた。
それからほどなくして玉入れの練習が始まった。
「こんばんはっ」
気付いた鬼塚さんは園子を見るなり、左腕をぎゅっとつかんで引き寄せた。
「ちょっと、桃井さん水臭いんじゃないですか?
長い付き合いなのに。
ボク(小2の息子のこと)はすぐに、おじちゃーんと言って、
走って来てくれたのに」
「は???はい???」園子は小さい声で言った。
鬼塚さんから電話をもらった次の週、地区の運動会の練習日があった。
元の練習の予定日は水曜日だったのが雨のために金曜日の夜に
変更になっていた。
電話を切る時に鬼塚さんは確かに
「次は練習でお会いしましょう」と園子に言ったのだった。
金曜日なら子どもを連れて練習にも行きやすい???水曜日なら無理かも
と思っていたけど。
☆
園子達が小学校の運動場に着くともう数人の同じ町の人は来ていた。
その中に鬼塚さんの姿も見えたが、園子はあえて先に女性に挨拶をしに行った。
「こんばんは。お疲れ様です」
「あら???桃井さん、あなたもお疲れ様ねえ??今年もがんばってね」
「お疲れ様」
かなり年配の女性たちは優しく園子に声をかけてくれた。
それからほどなくして玉入れの練習が始まった。
「こんばんはっ」
気付いた鬼塚さんは園子を見るなり、左腕をぎゅっとつかんで引き寄せた。
「ちょっと、桃井さん水臭いんじゃないですか?
長い付き合いなのに。
ボク(小2の息子のこと)はすぐに、おじちゃーんと言って、
走って来てくれたのに」
「は???はい???」園子は小さい声で言った。